おなかの脂肪には夕食や夜食の食べすぎは最大の天敵です。夜10時以降の食事は太りやすく、内臓脂肪も蓄積しやすいのです。1日の食事のウェイトを夕食にしている人や、毎晩晩酌する人は要注意です。
なぜ夕食の過食が問題なのか
・夕食はその後に睡眠をとることから、朝食や昼食に比べて活動時間が短いため、
カロリーの消費量も少ない。
・夕食を午後10時〜午前6時に摂取した人と、それ以前に摂取した人を比べると、
夕食のエネルギーが多いというデータがあります。つまり、夜遅いとつい食べ過
ぎていることが考えられます。
・食欲増進物質は、夜食をする人ほど増加します。その結果成長ホルモンの分泌
が増加し、空腹感を感じやすくなります。
・男性と女性では、男性の方が食後の中性脂肪が上昇しやすく、昼食過食よりも
夕食過食のほうが中性脂肪上昇に影響しやすく、いつまでも下がりません。この
下がらないままの状態が、動脈硬化などを起こしやすくします。 また、夜食をす
る人は血圧も上がりやすいという問題もあります。
1日の理想的な食事ウェイト
朝食:1日の活動のスタートとして充分なカロリーをとる
昼食:夕方までの活動に必要な補助カロリーをとる
夕食:1日の終わりに失われたカロリーのみを補う
1日の食事量のウェイトを多くしなければならないのは、朝食です。
これが出来るようになると、朝から脳が活性化し、1日のスタートもスムーズになります。また、肥満、高血圧、糖尿病などの生活習慣病の予防になります。今日から夕食のドカ食いはやめましょう。