近年、低体温は女性だけでなく男性にも増えています。さらに低体温は子供にもみられ、以前に比べると、平均体温が1度ほど下がっているといわれています。
現代は冷房が普及していますので、この環境で生活していると低体温症になりやすく、また汗腺の機能が低下しますので、汗をかきにくい人も増加しています。
特に人間は乳幼児の間(3歳くらいまで)に体温調節機能が決まるといわれていますので、この時期に汗をかかない生活を続けると低体温症になりやすいので注意が必要です。近年、子供たちの平熱が下がったといわれているのは、乳幼児の時期に汗をかかない生活を続けたことが大きな原因だとされています。
また、子供も大人と同様、清涼飲料水などで必要以上の水分をとっており、さらに体を冷やす甘い食べ物を多く摂っていることも低体温の原因のようです。身体を冷やす食品は南国の食べ物が多く、例えば、バナナ・パイナップル・マンゴー・キウイなどの果物などが代表的です。
それに加えて、近年の子供は運動不足とストレスが重なり、ますます身体を冷やしているために、低体温の子供が増えていると考えられます。