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沈黙の臓器〜肝臓〜@


肝臓は人間の体の中で最も大きな臓器です。「沈黙の臓器」「人体の化学工場」「血を蔵す(やどす)臓器」などといわれる大切な臓器です。

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肝臓の働き
肝臓は、腸で吸収、分解され、肝臓に運ばれたタンパク質や糖質、脂質を合成し、体に必要な別の成分に変える代謝という働きをしたり、肝臓に貯蔵したりします。また、代謝の際に不要になったものを胆汁酸として排泄する働きや、体に入った毒素や異物を解毒する働きなどもあります。

このように、代謝・解毒・排泄を担っている肝臓は、「沈黙の臓器」と呼ばれます。肝臓の一部の機能が低下しても、残りの正常な部分がカバーしてくれるため、肝臓に障害が起きても自覚症状が現われにくいからです。そのため、万一、肝臓病になって症状が出てきた場合、かなり病状が進行してしまっている場合が多いようです。また、再生能力が高く、手術で3分の1切り取っても再生することができます。


主な肝臓病
肝臓病の主なものには肝炎、肝硬変、肝がんなどがあります。


●肝炎●
肝炎とは、肝臓が炎症を起こし、体がだるい、食欲がない、吐き気、黄疸などの症状が出る病気です。原因であるウイルスや薬物、毒素、細菌などに感染してすぐに症状が出て、数週間で治まる急性肝炎と、炎症が持続する慢性肝炎とがあります。また、急性肝炎が急激に悪化して生死に関わるほど重症になるものを劇症肝炎といいます。肝炎にはA型、B型、C型があります。

A型肝炎は、A型肝炎ウイルスに汚染された水や生の魚などの飲食物を口にすることによって感染します。急性がほとんどで、慢性化することはありません。東南アジアなどに滞在している間に感染することが多いのですが、現地の人は幼児期に感染して免疫を持っているため、成人がこの病気にかかることはほとんどありません。しかし、日本人がそういう地域へ行くと、免疫がないためにA型肝炎を発病することがあります。けれども、A型肝炎ウイルスにはワクチンがあるので、A型肝炎になりやすい地域に行く前に予防接種をすることでA型肝炎を防ぐことができます。

B型肝炎とC型肝炎は、ウイルス性の肝炎です。感染経路としては、B型肝炎は医療従事者などの針刺し事故や、覚せい剤などの薬物を打つ注射器の使い回しなどによる血液感染、性行為、母子感染があげられます。ウイルスに感染してから発病するまでの期間は1〜6ヵ月で、慢性化することもあります。

C型肝炎の感染経路は、輸血や血液製剤の使用、医療従事者などの針刺し事故など主に血液感染です。しかし、献血で供給された血液のHCV抗体(C型肝炎ウイルス抗体)を検査できるようになってからは、輸血などによる感染はほとんどありません。潜伏期間は、1〜5ヵ月です。B型肝炎は、大人になって初めて感染した場合、慢性することはまれですが、C型肝炎の場合は慢性化することがよくあります。慢性化してしまうと、自然治癒は難しく、長い年月をかけて慢性肝炎から肝硬変、肝細胞がんへと進行する場合が少なくありません。しかし、現在はインターフェロンなどの治療法もありますからむやみに心配することはありません。血液検査などでC型肝炎ウイルスが見つかったり、疲れやすいなどの自覚症状がある場合は、一度病院を受診することをおすすめします。


●肝硬変●
肝硬変とは、肝臓の細胞が破壊され続けてそのために線維が増え、肝臓が萎縮して硬くなり、肝臓の機能が低下してしまう病気です。

昔は肝硬変の原因の大半はアルコールだといわれていました。しかし、C型肝炎が発見されてからは、肝硬変の最大の原因はC型肝炎であり、全体の約70%弱にも上ることがわかってきました。2番目に多いのはB型肝炎で約20%弱、3番目がアルコールで約10%程度です。ほかに自己免疫性肝炎なども肝硬変の原因としてあげられます。

肝硬変は、初期の頃にはほとんど自覚症状がなく、進行すると全身倦怠感や疲れやすい、食欲がないなどの症状が出てきます。さらに悪化して肝機能が落ちてくると、黄疸や腹水、女性化乳房(男性の乳房が大きくなってくること)など、さまざまな症状が現れてきます。


●肝臓がん●
肝臓からがんが発生した原発性肝臓がんには、肝細胞ががん化した肝細胞がんと、肝臓の中にある胆管の細胞から発生する胆管細胞がんとがありますが、肝細胞がんは日本など東南アジアやアフリカに多く、欧米には少ないといわれています。男女比はだいたい7対3と男性の方が多く、男性のがんによる死因の第3位、女性の第4位に位置しています。

肝細胞がんの原因の約70%はC型肝炎で、B型肝炎は約20%で、肝硬変など慢性の肝障害からがんに進行するため、手術療法や放射線療法、化学療法などがんの進行度や合併症、全身状態に合わせた治療が行われます。

 

日時:2009年01月15日 13:40