なってみないとつらさがわからない「貧血」。貧血の治療には時間がかかります。普段の食生活から、貧血の予防を心がけましょう。女性必見です！
■そもそも貧血とは
貧血とは、血液中のヘモグロビンという成分が足りなくなった状態のことをいいます。
ヘモグロビンは酸素を運ぶ働きをするので、足りなくなると、体が酸素不足になり、頭痛・めまい・疲労・肩こり・消化不良などが起きたり、顔色が悪い、イライラするなどの症状が出ます。
ヘモグロビンを作るのに欠かせないのが、鉄分です。
この鉄分が不足して起こるのが、鉄欠乏性貧血です。いわゆる貧血とは、この鉄欠乏性貧血をさすことが多いです。
★特に女性はご注意！
鉄欠乏性貧血は、鉄分の摂取量が少ないか、体が必要とする鉄分量が増えたときに起こります。摂取量が少ないことの原因は、ダイエットや偏食などにあることが多いです。鉄分の必要量が増えるのは、成長期や、妊娠・出産・授乳期。月経過多や潰瘍やガンからの出血も原因になります。
ゆえに女性の方が、男性よりも圧倒的に貧血になりやすいのです。
ちなみに、貧血には、鉄欠乏のほかにも、次のような原因があります。
● 胃切除によるビタミンＢ12不足
● 再生不良性貧血
● 肝硬変や腎不全などの病気に伴う貧血
これらの貧血は、主に薬による治療が中心になります。また、鉄欠乏性貧血でも著しいものは治療が必要になりますので、医師への相談をオススメします。