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有機ゲルマニウムについて

 

ミリ単位の微小がんの検出に成功!


生きたがん細胞だけを光らせる検査分子を、東大大学院薬学系研究科の浦野泰照准教授らが開発に成功。米科学誌「ネイチャー・メディシン」(電子版)に発表されました。

蛍光分子.jpg


この技術は小さながんの診断や摘出手術に役立つもので、浦野准教授と米国立衛生研究所の小林久隆・主任研究員との共同実験による成果。微小ながんを持つマウスの患部を除去することにも成功しています。

これは、がん細胞だけに取り込まれる抗体タンパク質と、がん細胞内の環境を検知して光を出す蛍光分子の組み合わせに成功したものです。がん細胞に入り込んだ抗体タンパク質が、弱酸性の性質を持つ小器官に運ばれることに着目。弱酸性の環境に反応したときだけに光るよう、蛍光分子を設計しました。この検査分子を、がんを発症させたマウスに注射すると、早ければ数時間でがん細胞だけが光り始めたということです。

がんを検出する方法としては、PET(陽電子放出断層撮影)やMRI(磁気共鳴画像法)などの技術がありますが、従来の検査分子はがん細胞に取り込まれなかった場合にも反応してしまうため、ミリ単位の微小がんの検出は難しかったのです。

今回の技術は、数ミリ程度の微小がんでも判別できます。また、がん細胞が死ぬと光も消えるため、治療効果を確認しながら手術を行うことも初めて可能になりました。浦野准教授は、「小さながんでも見落しが少なくなり、1回の手術で終わらせることもできる。5年以内の実用化を目指したい」と話しているそうです。


2009/01/19 iza(イザ!)産経新聞社より

 

日時:2009年03月05日 15:26