3月～4月は花見や送別会、歓迎会など何かと飲酒の機会が多い時期です。この時期に急性アルコール中毒で救急車のお世話になる人は非常に多いそうです。
■急性アルコール中毒とは？
急性アルコール中毒とは、短時間の多量のアルコール摂取により引き起こされる薬物中毒で、お酒に強い、弱いという体質とは関係なく、摂取したアルコール量に比例して起こります。摂取したアルコールは脳に運ばれ、脳の外側から内側に向かって麻痺を進行させていくのですが、その症状は血中アルコール濃度に比例します。急性アルコール中毒患者の45％は20代の若者で、3分の2が男性、3分の1が女性です。
■知っておきたい予防法
①自分の適量を知り、その日の体調にも注意し、ゆっくりとしたペースで飲みましょう。一般的に代謝できるアルコール限度量は、ビールで中瓶２本、日本酒で２合、ウィスキーでダブル２杯です。
②短時間のうちに多量の飲酒（一気飲み）はしないように、そして人に強要しないようにしましょう。
③空腹だと酔いが回りやすいので、タンパク質やビタミンを含んだおつまみを食べながら飲むようにしましょう。
④酔った人がいたら、一人にしないように周囲の人が付き添い、吐いたものが喉につまらないように注意しましょう。
⑤お酒が飲めない体質の人は、周囲の人に「お酒が飲めない体質である」ことをアピールしましょう。