何度チャレンジしてもダイエットに失敗する。ダイエットに成功しても、すぐにリバウンドしてしまう。 そんなあなたは「エモーショナルイーター」かもしれません。
【ダイエットに失敗しやすい人にありがちな共通点】
悲しい・辛い・苦しいなどの感情や諸々のストレスを紛らわすために“食べる行為”に走ってしまう人をアメリカでは『エモーショナルイーター（emotional eater）』と呼びます。ダイエットの途中にもかかわらず“つい食べてしまう”という人にはこの傾向があることが少なくありません。
●こんな症状に注意！
・わけもなく甘いものが食べたくなる
・食べる量が増えていると分かっているのにセーブできない
・空腹でないのに食べてしまう
・無意識に食べている自分に気付くことがある
●どんな人がダイエットに失敗しやすい？
・「私はダメだ」と思ってしまう自己評価の低い人
・おとなしい人
・自分の意見を言うのが苦手な人
・ストレス発散の方法がわからない人
・依存傾向にある人
ダイエットを成功させ、リバウンドをしないためには体重やカロリーだけではなく、自分はどういう時に『食べること』に走ってしまう傾向にあるかを客観的に観察し、理解することが大切です。
例えば、「寂しい」「イライラする」等の感情から『食べること』に走ってしまう場合、なぜ寂しいのか？ なぜイライラするのか？など、原因となるストレスや心の問題を探り、解決していくことで感情から発生する食欲を抑制し、ひいては余分なカロリー摂取を防ぐことにつながります。
【ダイエットを成功させる心のエクササイズ】
自分の感情やストレスを上手にコントロールすることは、外見だけではない内面の成長ももたらします。
理想の体型を手に入れるのに身体エクササイズが不可欠なように、感情やストレスのコントロールにも心のエクササイズが必要です。
特にエモーショナルイーターのように、感情やストレスの発散を『食べること』に求めるタイプの人には、「なりたい自分をイメージする」ことが重要な心のエクササイズになります。
「ダイエットをすることでなりたい自分」を
漠然とではなく、より具体的に紙に書き出します。
・自分の長所
・自分の短所
・なりたい自分
これらについて、外見的な目標と内面的な目標の各々について立て、目標達成の期限を決めます。
これらを紙に書くことで心が整理されます。目標に向かっている楽しみや、自分の外見と内面の変化に喜びを感じられれば、ダイエットの成功が近づきます。
ここで大切なのは、自分とあまりにもかけ離れているイメージを思い浮かべるのではなく、自分に合ったイメージを強く持つことです。
それには、現在の自分を客観的に見なくてはなりません。客観視こそが、あなた自身を知り、そして変化させる大きな一歩となります。
また、ストレスを発散するために一番良いことは自分のことを「話すこと」です。
特にダイエットがうまくいかず、イライラしてしまいがちな時は、とにかく１日に５分でも１０分でも、家族や友達に話を聞いてもらう時間を作りましょう。
心のエクササイズとして、「なりたい自分」を書き出すこと、誰かに自分のことを話すことをご紹介しましたが、自分で行うのが難しい時は、心理カウンセラー等プロの手をかりることもひとつの方法だと思います。
「食べること」は、人間にとって大きな楽しみの一つです。感情やストレスを上手にコントロールすることで、我慢だけではない、メリハリのあるダイエットを目指しましょう。