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毎朝のトイレで健康チェック


健康管理という側面から、トイレはとても重要な場所です。つまりトイレは健康チェックの場所とも言えます。トイレで簡単にできる健康チェックのポイントについてお話します。

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体に一切の負荷をかけることなく体の情報を知ることができる場所が、トイレです。しかも病院などと違って、ちょっとした知識を持っていれば、自分だけでチェックすることが可能です。


ここだけは見ておきたい、尿のチェックポイント
尿がしたいときに快適にできるということは、ちょっと難しく言うと、腎・泌尿器系の機能が非常にうまく働いているということができます。

逆に、尿が出にくい、排尿時に痛みがある、排尿に時間がかかる、排尿後もやり残した感じが残る、といったことは、通常ではないことです。男性であれば、前立腺肥大、女性であれば膀胱炎などがトラブルの原因としては多いですが、前立腺がんなどについても排尿のトラブルが起こることがあるので注意が必要です。

また、出てきた尿の色調やニオイ、濁っていないかどうかといったことは、ちょっと注意して観察すると異変に気づくこともあるのではないでしょうか。脅かすわけではありませんが、腎臓がんの初期症状は、「無症候性血尿」といい尿の出方そのものは問題ないが、尿に血が混じるというものです。見るからに尿が赤くなる(=肉眼的血尿)場合もありますが、尿を検査してみるとわかる血尿(=顕微鏡的血尿)の場合が多いです。

健康診断で使われているような検尿用のテープは、市販もされていますので、自宅のトイレに備えておくのも良いでしょう。


日本人に多い消化器系のがんをチェック
日本人は、食習慣の影響もあり、従来から胃がんの患者が多い国です。近年では、ヘリコバクターピロリ菌と胃がんとの関連も解明されつつありますが、この胃がんの時に見られる便の変化があります。

それが、タール便と呼ばれる真っ黒な便です。では、なぜ、胃がんでは黒くなるのでしょうか。これは、実は意外に簡単です。

胃がんに限らず、がん細胞は血管が豊富にある一方で組織がもろいので、比較的すぐに出血します。出血した血液も、食べ物と一緒に小腸から大腸へと運ばれて、最終的には便として排泄されます。

一方、血液の中には、ヘモグロビンという色素が含まれています。ヘモグロビンの原料は鉄ですが、この鉄が消化管を流れていく間に酸化されていきます。酸化とは、すなわち錆びのことですが、鉄が錆びると黒くなります。

もちろん、胃潰瘍のように良性の疾患でも出血があれば、タール便が出ますので、「黒い便が出たら、胃がん」というわけではもちろんありませんが、早期発見のためにも、「黒い便が出たら、医師に相談」ということを心がけておくことが大切です。


大腸の異常は、大便に出やすい
大便についても尿と同様、その出方のチェックは重要です。快便という言葉あるように、すっきり大便が出たときの感じは、まさに、「快」という漢字にふさわしい感覚だと思います。しかし、便が細かったり、下痢と便秘を繰り返したりといった排便の異常は、大腸の通過障害による症状とも考えられますので、長引くようであれば、やはり、医師への相談をおすすめします。

また、近年、自宅のトイレはほとんどが様式になってきていますが、少し注意すると大便の様子を観察することができます。やはり、チェックしておきたいのは、便に血が混じったり、おしりを拭いた紙に血がついたりしていないか、ということです。

大腸がんも、胃がんと同様、出血しやすいので、それらが便に付着することはよくあります。胃がんと違って、出血後比較的すぐに排泄されるので、鉄分が完全に錆びないために、暗赤色と呼ばれる少し黒っぽい赤になることが多いです。

痔でも出血が見られますが、これは、肛門付近で出血するため、鮮血色と呼ばれる、鮮やかな赤色であることが多いです。これは、ヘモグロビンに含まれる鉄分がほとんど酸化されずに出てくるためです。

また、尿と同様、目で見てはわからないが血が混じっていることがあり、これを便潜血と言います。これは、検便の検査でチェックすることができ、健康診断などで行われている大腸がん検診は便潜血のチェックです.血便の場合に避けたいのは、「便に血は混じっているけれど、私は痔の気があるので、おそらく痔による出血だろう」といって放置してしまうことです。

尿にしても大便にしても、何となく恥ずかしいこともあって、受診しづらい面はありますが、病気に恥ずかしいも何もありません。少しでも気になることがあれば、医師の診察を受けることが大切です。

 

日時:2009年06月05日 13:22