痛風の人は全国に50万人以上いるといわれ、ほとんどが男性、それも中年男性です。しかし、最近若い男性にも痛風が増加しつつあります。
■痛風とは?
痛風とは、突然、足の親指の付け根が炎症を起こして激痛が走る病気です。その痛さは、昔から「風が吹いても痛む」と形容されるほどで、傷口をキリでえぐられるほど痛いといい、2〜3日はまともに歩くことができないほどです。
それでも、1週間から10日ぐらいで痛みが治まってきますが、きちんと治療しないで放っておくと、半年ないし1年以内に再び激痛におそわれます。
痛みの発作が何度も起きると、足の指の付け根だけではなく、ひざの関節や足首まで炎症を起こすようになり、発作の間隔も次第に短くなってきます。この段階になると、腎臓障害や尿路結石、高血圧症なども併発しやすくなります。
痛風は、足の指などの関節の痛みだけでなく、悪化すると内臓の機能も低下してしまうので、注意が必要なのです。
■男性に多い痛風
痛風の原因は尿酸値が高くなることです。血液中の尿酸の値が高い高尿酸血症という状態になると、痛風を発病しやすいことがわかっています。痛風患者のほとんどが男性なのは、女性ホルモンの関係で、もともと女性は尿酸値が男性の3分の2程度しかないからです。
通常、男性は思春期に尿酸値が急上昇し、その後は自然に下降していきます。しかし、中高年になって過食やストレスなどが原因で尿酸値が再び上昇し、高尿酸血症になってしまうと、痛風の発作が起きてしまうのです。
■プリン体を摂りすぎない
痛風の発病に関与する尿酸とは、細胞の核に含まれる核酸の主成分、プリン体が肝臓で分解されてできる窒素化合物の一種で、体内で不要になった古い細胞が分解されるときにできる廃棄物です。
尿酸は水に溶けにくく、血液中に7mg/dl以上あると固まって結晶になりやすいため、体内で大量に作られると結晶が関節に溜まりやすくなります。また、腎臓から尿酸を排泄する機能が低下すると、腎臓や尿管内に沈着して障害を起こすこともあります。
尿酸の大半は体内のプリン体から作られますが、レバーや肉類、卵、ビールなど、食べ物からプリン体を取り込んで尿酸を作り出すこともあります。ただし、プリン体の一日の摂取量の上限は300mg。それ以上とると、尿酸が増えすぎてしまい、腎臓に負担がかかってしまいます。
健康な人は、常に約1,200mgの尿酸が蓄積されています。そのうち半分以上の尿酸が毎日入れ替わっており、排泄される尿酸のうち、4分の3は尿として、残りは汗や便として排泄されるのです。しかし、この排泄がうまくいかなくなるとバランスが崩れてしまい、尿酸が体内にたまってしまうことになります。
生活習慣や食事を改善して痛風を軽減させましょう。そして、毎日をいきいきと健やかに過ごすための「家庭での健康パートナー」として、ぜひ有機ゲルマニウムを健康ライフの強い味方にしてみてはいかがでしょうか。
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