健康診断の結果、医師から「中性脂肪が高いから揚げ物などは控えてください」と言われることがあります。中性脂肪が高くなる一番の理由は脂肪の摂取量なのでしょうか。
■中性脂肪が高くなる原因
血中の中性脂肪は遺伝で高くなることもありますし、肥満、未診断の糖尿病、きちんと管理されていない糖尿病に関連していることもあります。しかし、なんと言っても一番影響が強いのは食事です。精製された炭水化物とアルコールが中性脂肪に影響を与える主な要因なのです。
とくに白パン、白米、麺類、菓子パン、クッキー、ケーキ、清涼飲料、炭酸飲料、お菓子やアルコールの過剰摂取に要注意です。
■すい臓への負担から悪循環に
精製された炭水化物は、インスリンの急激な上昇を招き、これを過剰に繰り返すとインスリンを作るすい臓に負担が掛かります。インスリンはホルモンであり、炭水化物の消化に欠かせませんが、炭水化物の過剰摂取によりその働きに不具合が生じます。そして上手く使われない余分な炭水化物は、様々な代謝回路を経由して脂肪酸やグリセロールとなり、中性脂肪の材料となってしまいます。
一般的に中性脂肪が高い場合は、善玉コレステロールも低めのことが多く、内臓脂肪がたまりやすい体質になります。中性脂肪が高く、善玉コレステロールが低いときは、インスリン抵抗性や糖尿病を疑ってみるとよいと思います。
■中性脂肪を減らすには
脂肪の摂取量だけを減らす方法はベストな方法ではありません。確かに毎日の食事で、バターや肉の脂身に多く含まれる飽和脂肪酸やマーガリンに含まれるトランス脂肪酸を減らすことは健康に大切なことですし、カロリーオーバーを防ぐことになります。しかし、覚えておきたいのは、中性脂肪上げる一番の理由は、油ではなく精製された炭水化物、アルコールです。
■オメガ3脂肪酸を摂取しましょう
さらに、中性脂肪を改善する働きのある「オメガ3脂肪酸」を摂取しましょう。オメガ3脂肪酸は青魚、くるみ、フラックスシードなどに含まれます。コレステロール値の改善のために、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を控えて、これに運動と体重管理を加えれば、全体的な健康管理につながります。野菜や果物、雑穀パンや雑穀米、豆類も忘れないで下さいね!
ポイント
■ジュースや炭酸飲料を減らす
■お菓子、スナック菓子、菓子パンなどを減らす
■精製された炭水化物(白米、麺、白パン)などを食べすぎない
■アルコールはほどほどに
■肉よりも魚を選ぼう
「All About」栄養管理より
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