「酸素」は生物にとって必要不可欠なものですが、一方、気になるのが「活性酸素」。「酸素」と名がつくものの、どことなく体に悪いイメージ。「活性酸素」と「酸素」はどう違うのでしょうか?
■酸素をたくさん吸うと健康になるのか?
リラックスしたいとき、リフレッシュしたいとき、私たちは深呼吸をします。新鮮な空気を体のすみずみまで取りこむのは気持ちがいいものです。酸素バーや酸素カプセルといった人工的に酸素を供給する装置まで開発され、利用者も増えているといいます。
それだけではありません。スポーツ競技の世界でも「高圧酸素療法」というものも登場し、アスリートたちが積極的に酸素を吸っているといいます。これは、高濃度の酸素を細胞に行き渡らせ、代謝活動を活発にしようとするもの。疲労回復やリハビリに役立つとされており、スポーツ選手が負傷をした際にこの治療を行い、驚異的なスピードで回復を遂げる例もあるようです。
■ここが違う!似て非なる酸素と活性酸素
「活性酸素」と「酸素」はどう違うのでしょうか?酸素は大気中に約20%存在しますが、その濃度を50%まで上げた実験ではマウスの寿命が半分になり、100%では1週間以内で絶命したといいます。こうなると酸素は、まるで猛毒です。でも誤解してはいけません。酸素イコール猛毒なのではありません。酸素は間違いなく生物にとって必要不可欠なものです。しかし、そのうち約2%が体内で毒になって、体をむしばみます。この毒の正体が、活性酸素なのです。
■鉄棒は赤くサビる。人間はどうなる?
では活性酸素は、私たち人間の体にどのような影響を及ぼすのでしょうか?身近な例としてまず、鉄棒を思い浮かべてください。鉄棒は古くなると表面が赤くサビつき、ボロボロになります。これは、鉄が酸素と反応して酸化鉄に変化したためです。
一方、人間は鉄棒のように赤くサビつくことはないですが、ある意味もっと深刻かもしれません。というのも、年齢とともに気になってくるシミ、シワ、たるみ…。こうした皮膚の老化にはじまり、ガンをはじめとする生活習慣病など、さまざまな病気や症状が活性酸素によって引き起こされていると言われているからです。
■活性酸素の発生源はこんなにある!
活性酸素は私たちの日常の生体活動の中で発生するほか、紫外線や大気汚染など様々な条件のもとでも発生します。活性酸素の発生源として考えられているものには例えばこんなものがあります。
●UV(紫外線)
●タバコ
●激しいスポーツ
●電磁波
●医薬品
●ストレス
●排気ガス
●加工食品
●殺虫剤
●レントゲン
■体内には活性酸素を追い出す戦士もいるが…
身の回りにこんなに活性酸素の発生源があったのでは、まったく遠ざけろというほうが無理というものです。では、体の酸化はどうすることもできないのでしょうか?ところが、人間の体というものは実によくできたもので、「酸化防止システム」もちゃんと備わっています。酵素、たんぱく質、ビタミンなど様々な“サビ止め”が待機していて、活性酸素が発生したらたちまちこれを消してしまうという仕組みです。
しかしこのありがたいシステムにも限界はあり、大量の活性酸素が発生した時はカバーしきれません。さらに40歳を過ぎるとシステムもだんだん老朽化し、活性酸素に抵抗できなくなってきます。老化を防ぐためには、できるだけ活性酸素を発生させないような生活の工夫と、酸化防止システムの強化(サビ止め=抗酸化物質が体内でたくさんつくられるような食生活をする)ことが大切なのです。
「healthクリック」より
そして、毎日をいきいきと健やかに過ごすための「家庭での健康パートナー」として、ぜひ有機ゲルマニウムを健康ライフの強い味方にしてみてはいかがでしょうか。
毎日の健康に有機ゲルマニウム