「ポリフェノール」と聞くと殆どの人が「赤ワイン」と思うでしょう。でも実はココアにも「カカオ・ポリフェノール」という成分が含まれており、「抗酸化物質」として注目を浴びているのです。
■ポリフェノールの抗酸化作用
人が病気をしたり、老化するなどの体の不調の原因は「体がサビる」ことにあります。「体がサビる?」って聞き慣れない言葉ではありますが、あの鉄などの表面が赤茶色に変色し、ボロボロになるのと同様に、人の体でもこの「サビ化」、つまり「体の中で酸化」が起きているのです。
その原因となっているのが「活性酸素」。困ったことに、その活性酸素がさまざまな病気の原因となっているのです。
<活性酸素の体への影響>
●動脈硬化が起こる
これまで動脈硬化を起こす犯人はコレステロールだと言われていたが、悪玉コレステロール(LDL)そのものが犯人なのではなく、酸化されたLDLが原因だと分かってきた。
●がんの発生
活性酸素が細胞に組み込まれたDNAを攻撃し狂わせてしまった結果、異種細胞が発生して増殖し、がんになる。
●糖尿病の原因
活性酸素に攻撃されてインスリンの産出が減ったり、ブドウ糖が使われなくなってしまった結果、血中のブドウ糖が増えて糖尿病になる。
●老化を早める
運動機能や内臓の機能の低下、物忘れ、眼の白内障、皮膚のシワ・シミなど、病気とまではいかない衰えの原因も活性酸素にある。
これらの活性酸素の攻撃から身を守るためにはたらくのが「抗酸化物質」と呼ばれるものです。スカベンジャーとも呼ばれており、体内でつくられるものと食べ物などから取り入れるものがあります。その食べ物に含まれるもののひとつが「ポリフェノール類」というワケです。
ちなみに、ココアの原料となるカカオ豆(エクアドル産)100g中に含まれるポリフェノールは3.98g。ココアには驚きの抗酸化作用があるのです!
■食物繊維が豊富
ココアに含まれる食物繊維は、リグニンという種類。大豆や小麦粉、とうもろこしなどと並ぶほど優れた繊維で、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やすはたらきがあります。食物繊維は大腸がんの予防や便秘解消に効果があります。
■ミネラルが豊富
ココアは、ミネラルが豊富。特に鉄分が多く、貧血気味の人や生理のある女性が飲むと鉄分が補給されます。さらに、体内の余分な塩分を排出する作用のあるカリウムもたくさん含まれているのです。
<ピュアココア100g中の成分表>
●エネルギー 277kcal
●カリウム 2800mg
●鉄 14mg
●カルシウム 140mg
●ナトリウム 16mg
●ビタミンB1 0.16mg
●ビタミンB2 0.22mg
●食物繊維総量 23.9g
※食品成分表より
ココアを生活の中に上手に取り入れてみましょう。そして、毎日をいきいきと健やかに過ごすための「家庭での健康パートナー」として、ぜひ有機ゲルマニウムを健康ライフの強い味方にしてみてはいかがでしょうか。
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