この冬は首都圏を中心に記録的な乾燥日が続いてきました。空気の乾燥は私たちの身体にさまざまな悪影響をおよぼしますので、きちんと対策しましょう。
■乾燥注意報は身体にも注意
乾燥注意報は気象注意報の一つで、火災などの災害を注意喚起するための予報です。冬季は気温が低いので大気中に含むことのできる水分量が少なくなり、日本海側で大雪を降らせた後の冷たく乾燥した空気が北西から流れ込むために、太平洋側では川や海の近くでも乾燥することが多々あります。しかしこの乾燥の季節は身体への配慮と対策が非常に大切です。
■インフルエンザに注意
気温が下がり、空気が乾燥するとインフルエンザが大流行するとの報告があります。インフルエンザウイルスは水分に弱いのですが、温度が12℃以下では空気中の湿度が豊富でもインフルエンザウイルスをやっつけることができないのです。インフルエンザウイルスを失活させるのに適した冬季の室内環境基準は、室温20℃で湿度65％以上。外から帰ったらうがいと手洗いを忘れずに、部屋を暖かく加湿して予防しましょう。
■肌のケアを怠らずに
空気が乾燥すると、お肌の乾燥も気になりますよね。寒い夜には、温かいお風呂に入ってリラックスしたいことでしょう。とはいえ、熱いお風呂に長時間入ると、皮膚の油分が失われてしまうのでお肌のためには逆効果。風呂上がりに保湿クリームやリップクリームでお手入れしたり、加湿器で部屋を潤したりすることも大切です。春が来るまであと少し。風邪、乾燥肌そして火災に気をつけましょう！
「DRPドクターズプラザ」 メルマガより
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