お吸い物や酒蒸しもおいしい旬のハマグリは、栄養成分の豊富さも魅力です。なかでもタウリンは生活習慣病の予防にも効果が期待されているのです。
■さまざまな旨味成分
古くから漢方や民間療法などでも、ハマグリには解毒作用があり二日酔いに汁物を飲むとよい、またむくみをとり血の巡りをよくするなどと言われてきました。貝類の中でも、ハマグリは特に脂質が少なく低カロリーなものの一つで、グルタミン酸、グリシン、アルギニン、アラニン、コハク酸、タウリンなどの旨味を構成する成分が豊富であるため、上品でしかも濃厚なおいしさにつながっています。
■タウリンで生活習慣病予防
ハマグリに含まれるタウリンには、血圧を正常に保ち、血中脂質を改善、肝機能を高め解毒作用を促進する働きがあります。ハマグリの潮汁では、タウリンが30%程度煮汁にでるという報告があります。汁ごと食べて無駄なく摂取したいものです。また揚げたり焼いたりした時には流出はごくわずかだそうです。
他にも、貧血予防に役立つ鉄分やビタミンB12、葉酸も含んでいます。エネルギー代謝に欠かせないビタミンB1 、B2 、また亜鉛、カルシウム、マグネシウム、リン等のミネラルも含んでいます。
■生食は避ける
ハマグリは、輸入品もあり年中食べられますが、やはり冬から産卵前の3月〜4月がおいしい時期。産卵期をむかえる5月以降には味が落ちます。
海外などでは新鮮なハマグリは生でも食べられるそうですが、日本では生食は避けるように言われてきました。現在ではノロウイルスなどのウイルスや細菌が懸念されるように、昔から食中毒を恐れて生食を避けてきたのではないでしょうか。
また別の理由として、ハマグリには、ビタミンB1分解酵素のアノイリナーゼが含まれているため生食するとビタミンB1 を分解してしまいます。加熱することによりアノイリナーゼを不活性化させますから、食中毒を防ぐ目的も兼ねて、十分加熱して食べることがおすすめです。
市販のものは細菌・ウイルスなどの検査も受けていますが、ノロウイルスなどは中心温度が85℃以上で1分以上加熱するように勧告されています(厚生労働省)。
いろいろな成分が豊富なハマグリですが、ハマグリはあくまで食べ物。どれくらい食べれば効くというようなことは明確ではありませんので、薬のような効果は期待せずに旬の恵みを楽しみましょう。
「All About」記事より
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