夏バテというほどではないけれど、なんとなく体がだるい、調子が良くない…。そんなときには、毎日の生活にちょっとの一工夫を。涼感ライフでこの夏を健やかに乗り切ろう。
■能動汗腺を鍛える
軽い運動や半身浴で、積極的に汗をかきましょう。ときどき汗をかくことで能動汗腺の退化が抑えられ、体温調節システムを強化していくことができます。また、暑さにカラダが慣れると少し体温があがっただけで汗が噴き出し、カラダが体温調節を開始。体温の上昇を抑えられるので、体力も消耗しにくくなります。汗の塩分濃度が下がり、日射病などの誘因となる塩分不足に陥りにくくなるといったメリットもあります。
■家でもクールビズ・ライフ
節電の必要性とともに、通気性に富んだウェアや涼しく感じられる衣服など、機能的な素材もぞくぞく登場しています。こうしたものを活かして、家でも環境にやさしい28℃冷房をキープしましょう。夏バテに拍車をかける冷房の効かせ過ぎを抑えましょう。
■アロマテラピーで涼感＆快眠
香りで環境ストレスをやわらげ、夏バテを回復しやすくする方法もあります。ぜひ試してみましょう。
●だるいとき／ローズマリーやペパーミントの香り
●不眠ぎみのとき／ラベンダーやオレンジの香り
●食欲が出ないとき／レモンなどの柑橘系の香り
■食事で涼しく体力アップ
ヒンヤリ冷たいものがごちそうの季節。栄養豊富な食材を使ったおみそ汁を冷蔵庫で冷やして飲んだり、ミョウガを効かせて香りや歯触りのシャキシャキ感で食欲を増したり…。ちょっとした食材選びと一工夫で、のどごしよく、栄養バランスの良い食事を摂るようにしましょう。また、大量の汗をかいた場合は、水分を摂るときは塩分の補給も意識しましょう。
■打ち水は、もてなしの心づくし
節電のためにも推進されている「打ち水」。実際に、庭や道路に、1平方メートルあたり約1リットルの打ち水をするだけで、気温が約2度下がり、電力の消費量は約4％も節約できるという試算があるのです。
打ち水は、単に「涼」をとるためばかりでなく、大切なお客様を迎える礼節作法だったともいわれています。また、水を打った道や庭は、見ているだけでも涼やかな気分になれるもの。夏バテしたカラダを、気持ちから立ち直らせるためにも、ひと役買いそうです。ただし、むやみやたらと水道水を使っては、環境に優しくありません。お風呂の残り湯などを利用して、打ち水を楽しみましょう。
「healthクリック」記事より
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