最近、女性をはじめ、子どもや男性にも低体温の人が増えていると言われています。低体温は労働や学習意欲の低下やさまざまな体の不調を招く原因にもなります。
■低体温とは
日本人の平熱は36〜37℃ですが、一般的に低体温とは、平熱が35℃台やそれ以下の状態をいいます。36〜37℃という体温は、体内の酵素が最も活性化され、細胞の新陳代謝が活発で、免疫力も高い状態を保つことができる温度です。しかし、体温が低いことにより体にさまざまな悪影響が及ぼされます。
「低体温」と「冷え性」の違い
●低体温
平熱が35℃台またはそれ以下で、体全体が冷えて体温調節が働かなくなる状態です。自覚していない人がほとんどです。
●冷え性
体温とは関係なく手足や下腹部など体の表面の一部が慢性的に冷えている状態です。体が部分的に冷えているので自覚しやすいです。
■低体温の体への影響
体温が1℃下がるだけで、酵素の働きは低下し、免疫力は30%以上、基礎代謝は10%以上低下すると言われています。
・免疫力が低下し、風邪などの感染症にかかりやすくなる
・基礎代謝が低下し、太りやすくなる
・新陳代謝が悪いため肌がくすみやすくなる
・酵素の働きが低下し、栄養素の吸収が悪くなる
・体内でブドウ糖をエネルギーに変える働きがスムーズにできず、疲れやすくなる
その他にも、肩こり、頭痛、腰痛、生理痛、不眠などの不快な症状が現れる場合もあります。
■低体温を招く原因
低体温の原因は、普段の食生活や生活習慣にあると考えられます。
・朝食抜き、過剰なダイエットなど乱れた食習慣
・冷たい物や甘い物の食べすぎ
・冷暖房完備の生活
・シャワーだけの入浴
・運動不足による筋力低下
・過度のストレスによる自律神経やホルモンのアンバランス
・夜型生活
■改善のポイント
●朝食をしっかり食べる
朝食を抜くと午前中の体温が上がりにくくなり、学習や労働意欲の低下、能率の低下、さらには疲労の度合いが強くなります。
●体を温める物を食べる
唐辛子や山椒、生姜、カモミールやサフランなどのハーブなど、体を温める食材や温かい鍋・汁料理を食べるようにしましょう。
●積極的に運動を行う
筋肉を鍛えることで基礎代謝が高くなり、体温も上がりやすくなります。
●ストレスとうまく付き合う
ストレスは体温を調節する自律神経に影響します。
●お風呂にゆっくり浸かる
入浴には、一日の疲れをとり、自律神経を整える働きがあります。ぬるめのお湯にゆっくり浸かるようにしましょう。
●タバコを控える
タバコは血管を収縮させ、体を冷やす原因になります。
冷えは万病の元とも言われます。平熱が低めの人は、食生活や生活習慣を見直して、早めに改善するようにしましょう。
「健康管理士一般指導員メルマガニュース」より
そして、毎日をいきいきと健やかに過ごすための「家庭での健康パートナー」として、ぜひ有機ゲルマニウムを健康ライフの強い味方にしてみてはいかがでしょうか。
毎日の健康に有機ゲルマニウム