世界中でもっとも消費されるお茶は紅茶です。紅茶は、20数ヵ国で生産されており、お茶の全生産量の7割近くを占めています。イギリスは紅茶文化の本拠地で、紅茶の消費量は世界有数です。
■紅茶の種類
インドの「ダージリン」、スリランカの「ウバ」、中国の「キーモン」は世界三大紅茶といわれる銘茶です。
●インドの「ダージリン」
インドは世界最大の茶葉産出国です。茶葉の種類も豊富で、ダージリン以外に、アッサム、ニルギルなどがあります。ダージリンはヒマラヤ山地のダージリン地方で作られる紅茶で、4〜5月採取の新芽を含んだ「ファーストフラッシュ」は極上品で「紅茶のシャンパン」と賞美されています。
●スリランカの「ウバ」
スリランカは茶葉の輸出量が世界1です。ウバ以外にはディンブラ、ヌワラエリアなど。色、香り、味のバランスがよく、インド紅茶に比べるとマイルドな風味です。ウバはタンニンが多く、渋みがありコクのある味わいです。茶湯が濃くなるとカップの縁に金色の輪が出来、「ゴールデンリング」と呼ばれ、高品質の印になります。ミルクティー向きです。
●中国の「キーマン」
中国は茶木の原産国です。キーモンなど、特有の芳香があり、ストレートで楽しみたい紅茶が多いです。タンニンが少なくアイスティーにも良いです。キーマン茶は紅茶三大銘茶のひとつと言われており、お茶の中でも歴史が古いです。キーマン茶葉はツヤのある黒色で、その茶湯色は紅い色をしています。もちろん発酵茶になります。中国紅茶の有名産地は安徽省祁門(キーマン)です。
■紅茶の成分
紅茶にはポリフェノール、カフェイン、ビタミン、アミノ酸などが含まれています。
●ポリフェノール
カテキン・テアフラビン・アテルビジン等から形成され、渋み成分や、紅茶の色を作っています。
●カフェイン
マイルドな苦味があり、紅茶の特徴を作っています。紅茶が冷めると白く濁る事がありますが、これはクリームダウンという現象で、カフェインとカテキン類が低温によって析出して結合したためにおこるもので、品質の良い紅茶(ミルクティーに良く合う紅茶)ほど起こりやすいといわれています。
●その他
カフェイン、カテキン以外にも疲労回復に役立つビタミンB群、甘みと旨み成分のアミノ酸の働きもあります。また私たちの体に必要な微量元素と考えられているマンガン、銅、亜鉛、ニッケルなどの他、ヨウ素、フッ素も含まれています。
■紅茶と健康
●ダイエット効果
カフェインには脂肪の燃焼を促す働きがあります。ただし、ダイエットする場合、砂糖を入れて飲むのは禁物です。砂糖のほうがカフェインより早く体内に吸収されるので、作用も砂糖のほうが先に出てしまうからです。紅茶でダイエットをするなら、できるだけストレートティーを飲むようにすると良いですね。
●精神的にリラックスさせてくれる
茶を飲む前と飲んだあとで、精神的に違いがあるかどうか、脳波を調べた実験報告があります。それによると、紅茶を飲んだあとのほうが、精神的にリラックスしていることが認められました。しかも紅茶の香りをかいだ時点ですでにリラックス効果が表れていることがわかりました。紅茶にはリラックス効果がありますので、ストレスを解消してくれます。また、慢性疲労を感じる方にもお勧めです。
●生姜と紅茶で冷え対策
紅茶にすりおろした生姜や、チューブの生姜を入れるだけで、簡単に出来る生姜紅茶。生姜に含まれる「ジンゲロール」「ショウガオール」は生姜に含まれる辛味成分で血管を拡張する作用があります。生姜を食べると体の末端の毛細血管も拡張して体のすみずみに血液が行き渡り、結果、体温が上がり脂肪が燃えやすくなって痩せ体質になる効果が期待できます。
紅茶を飲んだあとの茶殻には吸臭作用があるので、トイレや玄関に置いたり、ティーバッグを乾かして、タンス等に入れても良いかと思います。もちろん、紅茶を飲むことで口臭予防にもなります。
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