アガサ・クリスティやジェーン・オースティンから「ハリー・ポッター」まで、イギリスの文学作品には必ずといっていいほど、紅茶を飲むシーンが繰り返し登場します。
■万能薬から生活必需品へ
イギリス人の生活には欠くことができない紅茶ですが、初めて日本に輸入されたのは17世紀の頃。当時は、健康長寿をもたらす薬として、頭痛や食欲不振、不眠から健忘症や肺炎、下痢、風邪などさまざまな病気に効くと"誇大広告"されていたのです。
その後、王侯貴族たちがティーポットなどを使ってお茶会を開く習慣がファッションとして広がり、やがて18世紀初めには、バターつきパンと一緒に朝食で摂る習慣が確立しました。労働階級まで幅広く紅茶を飲む習慣が広まるのは、産業革命による所得増大があった後のようです。
■抗インフルエンザウイルス作用
紅茶にはさまざまな健康効果がありますが、その一つが抗インフルエンザウイルス作用です。インフルエンザのウイルスが、紅茶などのお茶に弱いことを、昭和大学医学部が20年も前に報告していたのです。紅茶でうがいをした人は、しなかった人よりインフルエンザにかかりにくいという研究結果が得られたのです。
調査は、1992年(平成4年)の冬から翌年にかけて、約260人を対象に行われました。紅茶でうがいを「する群」と「しない群」に分け、その後のインフルエンザ感染率を比較したところ、「する群」は35.1%、「しない群」は48.8%と、統計学的に有意差がついたということです。
■カテキンがウイルスのトゲを包む?
紅茶に含まれるカテキンがインフルエンザウイルスのトゲを包み込み、感染性を消すといわれています。紅茶の濃度は、ふだん飲む濃度の4〜5倍の薄さでも十分な効果があるということです。温度は体温と同じくらいがベストですが、「ちょっとぬるめ」を目安にすれば良いとのこと。そして朝夕2回、頭を後ろにそらせるような格好でうがいすると、普通は飲み物が入らない鼻腔まで紅茶が流れていき、きれいに洗浄出来るということです。もちろん吐き出さず飲んでしまっても大丈夫。ウイルスは胃液によって死んでしまうそうです。紅茶がないときはお茶で代用しても良いでしょう。
「healthクリック」記事より
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