酒は百薬の長を実感することもある一方で、飲み過ぎは体に良くないということは皆さんご存知だと思います。お酒は適量といいますが、いったいどれぐらいが適量なのでしょうか?
■お酒の良い面、悪い面
気の合う仲間と飲むお酒、1人しみじみ飲むお酒。お酒は私たちの生活の色々な場面で登場します。思い出に残るお酒は、誰しも持っているのかも知れません。その一方で、大酒飲みのお父さんに困る家族や、お酒と関連が深い病気の話など、ネガティブな情報があるのも事実。
お酒は適量をたしなむのが良い、とはいうものの、適量というのは一体どのぐらいかわかりにくいのではないでしょうか?今回は、お酒の適量について考えます。
■お酒の適量の測り方:1単位
ビール一杯で気持ちよくなってしまって、あとは眠くなるという、人もいますが、これはアルコールの分解にまつわる体内の代謝酵素の働きがどの程度かというものによります。そのほか、一滴も飲めない(飲むと気持ち悪くなる)という人もいれば、俗に「うわばみ」と呼ばれるような飲んでも飲んでも顔色一つ変わらないという人もいます。
人それぞれで適量というのは異なりそうにも思いますが、医学的にはきちんとした物差しが設定されています。それが、お酒の「単位」という考え方です。純アルコールとして20-25gになるようなお酒の量を1単位といいます。
■具体的にはどれぐらい!?
では、お酒1単位とは具体的にはどれぐらいなのでしょうか?社団法人アルコール健康医学協会によれば、
ビール:中びん1本(500ml)
日本酒:1合(180ml)
焼酎:0.6合(約110ml)
ウィスキー:ダブル1杯(60ml)
ワイン:1/4本(約180ml)
缶チューハイ:1.5缶(約520ml)
とされています。概ね1〜2単位が、人の身体には適量と言われていますので、これからすると、中びんビール2本、日本酒2合…といったところになります。
■あとは休肝日を!
お酒の適量に加えて、注意しておきたいのがお酒を飲まない日(休肝日)の設定です。お酒は肝臓で代謝されますが、毎日飲むと肝臓は24時間しか休めないことになります。しかし1日飲まない日を挟めば48時間休めることになります。肝臓の回復のことを考えるとこの48時間という時間は非常に重要です。週に1〜2回の休肝日が理想的です。やはり、お酒は適量で楽しみたいものですね。
「gooヘルスケア」より
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