体にとって必要な睡眠時間は人それぞれ。一概に何時間眠ればいいとは必ずしも言えないものです。日中スッキリと活動できれば、それがその人にとって快適な睡眠状況なのです。
もし寝つきが悪い、昼間極度の眠気に襲われる、夜中に何度も目が覚めるなどの睡眠障害の症状が疑われるようなら、医師による適切な治療を受けるとともに、以下の快眠のためのアドバイスを心がけてみてはいかがでしょうか。早速今夜から、あなたにとっての快眠を目指してください。
1 睡眠時間は人それぞれ。日中の眠気で困らなければ十分
・睡眠の長い人、短い人、季節でも変化する。「8時間」にこだわらなくてもOK
・歳をとるに従い必要な睡眠時間は短くなる
2 刺激物を避け、眠る前には自分なりのリラックス法を
・就床4時間前からのカフェイン(コーヒーなど)の摂取は避け、就床1時間前からの喫煙も避ける
・軽い読書、音楽、ぬるめの入浴、香り、筋弛緩トレーニング
3 眠たくなってから床に就く。就床時刻にはこだわり過ぎない
・眠ろうという意気込みが頭をさえさせ、寝つきを悪くする
4 同じ時刻に毎日起床
・早寝早起きでなく、早起きが早寝に通じる
・日曜に遅くまで床で過ごすと、月曜の朝がつらくなる
5 光の利用でよい睡眠
・目が覚めたら日光を取り入れ、体内時計をスイッチオン
・夜は明るすぎない照明を
6 規則正しい3度の食事、規則的な運動習慣
・朝食は心と体の目覚めに重要。夜食はごく軽く
・運動習慣は熟睡を促進
7 昼寝をするなら、15時前の20〜30分
・長い昼寝はかえってぼんやりのもと
・夕方以降の昼寝は夜の睡眠に悪影響
8 眠りが浅いときは、むしろ積極的に遅寝早起きに
・寝床で長く過ごしすぎると熟睡感が減る
9 睡眠中の激しいイビキ・呼吸停止や足のぴくつき・むずむず感は要注意
・背景に睡眠の病気。専門治療が必要
10 十分眠っても日中の眠気が強いときは専門医に
・長時間眠っても日中の眠気で仕事・学業に支障がある場合は専門医に相談
・車の運転に注意
11 睡眠薬代わりの寝酒は不眠のもと
・睡眠薬代わりの寝酒は、深い睡眠を減らし、夜中に目覚める原因となる
※どうしても睡眠薬が必要な場合は、医師の指示で正しく使えば安全です。必ず一定時刻に服用し、就床しましょう。また、アルコールとの併用は禁物です。
「healthクリック」より
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