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やはり血液型診断は本当?


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血液型なんてアテにならない、そう思っている人も多いのでは。でも、最近では血液型の研究はかなり進んでおり、いろいろと明らかになってきました。

 


性格だけでなく病気や食べ物まで

東京医科歯科大学名誉教授で感染免疫学が専門の医学博士・藤田紘一郎氏によりますと、「免疫や感染症を研究している立場からいえば、生まれながらに血液型で免疫力に差があることは明らか。リンパ球の免疫担当細胞の数も違うし、かかりやすい病気とかかりにくい病気も決まっている。食べ物の好き嫌いも血液型で決まります。ならば性格が血液型で決まるのは当たり前で、恋愛やセックスの相性などに影響していることも当然と考えられる」ということです。

ここでいう血液型とは最も有名なABO式のもの。A、B、AB、Oの4タイプの血液型は、赤血球の表面についた糖の分子“糖鎖”の違いで区別されます。

ホモ・サピエンスが15万年ほど前にアフリカで誕生したとき、人類はすべてO型でした。狩猟民族だった彼らは3万年ほど前から世界に散らばり、農耕生活をするようになった人類の中から誕生したのがA型。遊牧民としての生活を始めたのがB型。違う血液型の混血が進むなかで、1200年ほど前に突然変異的に誕生したのがAB型です。
 


大成する人が多いB型

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「アイデアや発想の豊かな人材を求めて採用したら、結果的にほとんどがB型。翌年は協調性を重視して採用したら、ほとんどがA型だった。血液型によって選んでいるわけではなかったのに、こんなに偏りが出るとは驚いた」(ある企業の人事担当者)

という声もあるほど、血液型と社員のタイプには相関関係があるそうです。最近は採用試験でコミュニケーション能力を重視する企業が多いため、「マイペース」と思われがちなB型はやや不利かもしれません。

また、B型の社員は自分の決断したとおりに行動しなければ気が済まない面があり、仕事でミスをして「責任をとって辞める」と考え出すと、上司や周りがどんなに説得しても聞く耳を持たない人が多いといいます。

「ダラダラしているように見えても、B型は根はまじめ。また、100回のうち99回はノルマに達しなくても1回だけ史上空前の売上を達成したりするのもB型で、企業としてはB型の使いどころがカギです」

こう話すのは鍼治療士としての経験から血液型別の性格・体質を独自に体系化、『血液型事典』の著書もある小萩喜一氏。スポーツ界ではイチローや長嶋茂雄、芸能界では明石家さんまなど、その道で大成する人が多いのもB型の特徴のようです。
 


正義感が強いA型

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一方でA型は社会に適応するのがうまく、チームプレーも得意。さきほどの藤田博士も次のように分析しています。

「ミスの少ない完璧主義者で、細やかな神経が行き届き、周囲と協調できる傾向があるので、比較的どんな職業を選んでもうまくこなしていくタイプです。ルールを守ろうとする傾向があり、正義感が強いので、裁判官や弁護士、世の中の不正を正すジャーナリストにも向いています」

チームプレーよりも個人プレーで能力を発揮するAB型は、芸術家や学者、研究者向き。O型の場合、やる気を出すかどうかは上司のハンドリング次第だそうです。

性格や体質は遺伝や環境などの影響が大きく影響しますから、血液型だけで人を判断することはできませんが、かなり参考にはなるのではないでしょうか。
 


「週刊ポスト」記事より


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日時:2012年08月24日 15:00