暑い夏には、運動したいと思っても、強い日差しのため、一歩間違えると熱射病、日射病の危険が伴ってしまいます。そうかといって、冷房の中でじっとしていては、夏バテを招くだけです。
■無理のない運動のススメ
運動不足になりがちな現代社会。生活習慣病の主な原因は、運動不足といわれています。実際に運動というと思い浮かべるのは、水泳、テニスなどハードなスポーツかもしれません。しかし、突然ハードなスポーツに取り組むと、なかなか長続きをしなかったり、張りきりすぎて事故につながりかねません。
そんな場合におすすめなのが、無理のない運動です。無理のない運動とは、身体を動かすことです。例えば、エレベータやエスカレータを使っていた所を歩く、自転車や車で行っていたスーパーまで歩くといったことも、運動につながります。
歩くことは、「第2の心臓」と呼ばれる足を鍛える良い運動です。歩くことで体温調節機能がアップし、身体が冷えにくくなったり、骨が強くなったり、血液循環もよくなり、脳の活性化にもつながります。もちろんダイエットにも効果的です。ただし、夏の暑い日中は避け、朝や夕方など時間帯を選びましょう。
場所や時間を選ばずに無理なく運動ができるのは、ストレッチやラジオ体操などです。こうした運動は、筋肉をつけます。身体の各部を伸ばすことは、肩こりや腰痛などの予防だけでなく、疲労の回復にも役立ちます。また、運動は、生活習慣病の予防になるだけでなく、ストレス解消にもおすすめなのです。
ただし、無理は禁物。体調が悪い時には、無理して行わず休むことが大切です。また、軽い運動だからと、汗をかいてそのままにしておくと、身体を冷やすので注意しなければなりません。汗をふきとり、早めに着替えることが大切です。そして、暑い中での運動は熱射病や日射病になりかねないので、水分補給を怠らず、炎天下で長時間やらないよう気をつけたほうが良いでしょう。
■運動の継続は、楽しみながら
運動を継続して行いたい場合の秘訣は、無理なく楽しく続けられること。1人でやれる場合は良いですが、運動を継続してやるのが難しいと思う場合には、周りの家族や友人を含めてやってみましょう。毎日やることが理想ですが、そのことが心の負担になるようでは逆にストレスになりますので、無理のない方法でやることが大切です。
「healthクリック」記事より
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