ごはんやパンを食べないで体重を減らす「低炭水化物ダイエット」を5年以上続けると死亡率が高まる…こんなショッキングな研究結果が発表されました。
■夢のダイエット法が実は命を縮める
研究は国立国際医療研究センター病院糖尿病・代謝・内分泌科の能登洋医長らが行ったもので、計約1万6000人の死亡者を調査。糖質の摂取量が最も少ないグループと最も多いグループの死亡率を比較した結果、前者が1.31倍でした。糖質が少ないほうが早死にするというのです。
低炭水化物ダイエットはこの数年脚光を浴びています。方法は単純です。日本人の主食であるごはんとパン、麺類などの炭水化物は体内で糖分に変わって肥満につながる。そこで主食を食べるのをやめようという方法です。林芳正農相など見栄えを気にする政治家もハマっているそうですし、著名人にもやっている人は多いそうです。歴史作家の加来耕三氏もそのひとりで、「ごはんを食べず豆腐やこんにゃくを取るようにしたら、1週間で5キロやせました」と効果を語っています。
その夢のダイエット法が実は命を縮めるというのだからビックリです。医学博士の米山公啓氏は「もともとこの方法は無理があった」と言います。そして次のように説明しています。
「ごはんやパンを食べない代わりにステーキやハンバーグはOKという考え方です。これを実行すると脂肪を取りすぎて動脈硬化になり、タンパク質の過剰摂取で腎臓に負担がかかる。そもそも人間は炭水化物が少ないと、細胞の機能が低下して免疫力がなくなり、病気になりやすくなります。頭がボーッとして、発汗、動悸、頭痛も起きやすいのです」
■やりすぎは逆効果
では、どんな食生活をすればいいのでしょうか。
「炭水化物を健康的に減らすのです。昼はふつうにごはんを食べるけど、朝と夜の量を半分にする。せんべいやポテトチップスなどの間食をなくす。適度に運動する。こうした生活の改善で減量は十分に可能。ごはんを全く食べないのは自殺行為みたいなものです」(米山公啓氏)
何事もやりすぎは逆効果のようです。
「日刊ゲンダイ」記事より
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