以前にもお話した炭水化物抜きダイエットの危険性について、今回は続編として、さらに具体的に解説いたします。
■炭水化物は糖質
炭水化物とは、具体的には「お米・麺類・でんぷん・甘いもの」などですね。みなさんご存知と思いますが、炭水化物とは、栄養素でいう「糖質」のことです。ですので「炭水化物を制限するダイエット」=「糖質制限ダイエット」というわけです。
炭水化物は体内で「糖(グルコース)」に分解され、血糖値を上げます。確かに、血糖値が急激に上がると太りやすくなります。
…では、血糖値を上げない“糖質制限ダイエット”をすれば実際に痩せるのでしょうか?痩せるとしても、体に悪いことはないのでしょうか?
■糖質が必要な臓器
人間のあらゆる内臓は、「糖・アミノ酸・脂肪酸」の3つをエネルギー源として活動しています。糖は炭水化物が分解されたものですし、アミノ酸はたんぱく質が分解されたもの、脂肪酸は脂肪の分解物ですね。
しかし、「糖」だけしかエネルギー源として使えない臓器があります。
それは“脳”です。
脳は全身のカロリーの20%以上を消費する、“大飯喰らい”の臓器です。一日に90gの糖を消費します。しかし、脳内に糖を貯めておくことはできず、常に糖分が補給されていなくてはいけません。糖の補給が数分でもストップすると、脳は機能低下し、さらに続けば脳細胞は死滅してしまうのです。人体は、糖がなくなればアミノ酸から糖を作ることができますが(糖新生と言います)、これには限界があります。
また、脳内の物質で、精神を安定させる働きがある“セロトニン”というものがありますが、セロトニンが脳内に入るときにも「糖」が必要なのです。脳内のセロトニンが不足すると、うつになったりイライラしたりします。
■どれくらいなら糖質を減らして良いのか?
まずは、完全に糖質をゼロにするのではなく、夕食時のごはんを一膳だけ減らしてみましょう。ごはん一膳は240Kcalですので、一か月続けると体重が1s減る計算になります。急激に体重を減らしてもリバウンドするだけですので、ゆっくり減らすことが大切です。太らないために大切なのは“血糖値を急激にあげない”ことです。
ごはんを白米ではなく、玄米ごはんに変えるのも良いでしょう。あるいは、麺類を食べる時はうどんよりもそばかパスタにし、野菜・根菜類・たんぱく質・炭水化物の順に食べるようにするのも効果的です。それだけでも、体重の増加がグンとおさえられます。
■他のものはいくら食べても良いのか?
糖質制限ダイエットでは“炭水化物以外はいくら食べても良い!”などと言われる場合がありますが、決してそんなことはありません。たんぱく質や脂肪だって、消費カロリー以上に摂取すればとうぜん太ります。メディアではよくこういう表現が使われますが、惑わされないように気を付けましょう。
「健康美容EXPO」〜丸分かり!簡単 アンチエイジング〜
(澤田彰史医師の記事より)
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