ダイエットには、ただカロリーを気にするだけではなく、食べ方や食べる順番に気を遣うことですよね。さらに、もう一度見つめ直す必要があるのが、“ゆっくり食べること”です。
■ゆっくり食べることが痩せるワケ
ロード・アイランド大学が発表した研究結果によると、食べるのが速い人は遅い人に比べて体重が多いこと、そしてその数字は最大で約8キロも多いことが分かっています。さらに食べるのが速い人は体重だけでなく、肥満度を表すBMI値も高いことが明らかとなりました。
満腹のサインが脳に伝わり、実際に身体が満腹と感じるには時間が掛かります。なのでゆっくりと時間を取って食べることで、食べ過ぎる前に満腹のサインを感じることが出来、太らずに済むというワケです。
また、他の研究では早く食べた人は9分間で約646キロカロリーを摂取した反面、15〜20回噛んでから飲むこむようにゆっくりと食べた人の摂取は29分間で約579キロカロリーだということも分かっています。少しでもカロリーを減らしたいと考えているなら、やはり“ゆっくり食べる”ことが効果的であることが言えますね。
ちなみに食べるスピードの目安としては、1分に約87グラムを食べるのが速いと見なされ、普通は1分間に約70グラム、そして1分間に約56分間が遅いとされています。
■ゆっくり食べるコツ
(1)周りの人と同じペースで食べない
同研究によると、女性よりも男性の食べる速度が著しく速いと分かっています。男性と一緒に食べる際は、そのペースにつられて一緒に早く食べてしまわないようにしましょう。
(2)よく噛む
とにかくよく噛むことは必須事項です。1回口に入れたら、最低15回は噛むと決めましょう。
(3)ナイフやフォークを使う
手で食べるより、ナイフやフォークを使う方が手間がかかる分、速度を遅くすることができます。
(4)精製されたものより全粒穀物を
精製された穀物よりも、全粒の穀物の方が噛みごたえがあるので、噛む時間が増えます。
(5)ムード作りも大事
薄暗い明かりや、ゆったりとした音楽などのリラックスした雰囲気の中だと、ゆっくりと食べることができます。逆に明るい照明や騒がしい雰囲気では、速く食べてしまう傾向があるのでご注意を。
15回噛むのは意外と大変ですが、習慣にしてしまえばこっちのものです。同時にアゴの筋肉も鍛えられて顔の引き締めも目指しましょう。
「livedoorニュース」〜Peachy〜より
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