もちろん飲み過ぎは身体に毒。でも日常的にお酒を楽しむ人は、より健康だという調査結果が数多く発表されています。酒好きには朗報かもしれません。
■ダイエットに効果あり?
2010年のある研究によれば、1日1、2杯のアルコールを飲む女性は、飲まない人よりも痩せている傾向があるそうです。
専門家によれば、お酒を飲む習慣がある人は、食べる量、特に炭水化物が少ないのだそう。週末に思いっきり飲むのは太る原因になりますが、毎日少しずつ飲むのはOKなのです。小瓶のビールだと切りのいいところでやめられるので安心。
■赤ワインが心臓にいい?
アメリカの医療センターの100件を超える研究結果を総合すると、適量のアルコールは心臓発作のリスクを最大40%も減らすのだそうです。そのメカニズムは、善玉コレステロール(HDL)を増やし、悪玉コレステロール(LDL)を減らすことで、血管を詰まりにくくするというもの。特に、抗酸化作用の高いピノ・ノワールの赤ワインがおススメです。
■実は糖尿病を防げる
意外かもしれませんが、2005年のある研究で、適量のお酒を毎日飲むと、糖尿病のリスクは最大30%下がることが分かっています。アルコールには、血中のブドウ糖をエネルギーに変えるホルモン「インスリン」の分泌を促す作用があります。さらに効果を求めるなら、ウォッカをたっぷりのトマトジュースで割った「ブラッディ・メアリー」がおすすめ。トマトの「リコピン」も心臓にいいんです。
■胆石知らずの身体に
胆石は、胆のうの中にできる小石のような物体。悪玉コレステロールによって固まっていき、痛みを伴います。毎日少しずつお酒を飲む人は、このリスクも少なくなるという研究結果があります。こちらも善玉コレステロールの影響によるものと考えられています。
■脳を強くする!
酔っているときは、もちろん脳の機能は落ちています。でも、長期的に見るとアルコールは脳にいいようです。ある大学の研究で、アルコールを飲む習慣のある人はそうでない人よりもアルツハイマーや認知関連の障害にかかる確率が23%低かったそうです。これは、善玉コレステロールの影響で、脳の血流が良くなるためではないかと考えられています。
また、毎日少しずつストレスを与えることで、脳細胞を鍛えているのでは?という見方もあります。この研究によれば、ビールやハードリカーよりもワインが効果的なようです。
何だかいいことずくめに思えてきました。でも、ここでいう「適量」は、女性で1日1杯、男性で2杯程度ですので、くれぐれも飲み過ぎにはご注意ください!
「livedoorニュース」〜Peachy〜より
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