糖尿病は誰にでも発症する可能性があり、一度発症すると完治が難しい病気なので、若い世代でも他人事と思わずに初期症状に注意をする必要があります。
■糖尿病の恐ろしさ
糖尿病は初期の段階では発見しにくいという恐ろしさがあります。10年、15年と時間はかかりますが糖尿病が進行すると、神経障害が起こったり、網膜症が起こったりします。画びょうを踏みつけても痛みに気づかず、3日間放置した揚げ句に足が腐ってしまった人や、むくんだ足の甲をメスで切ると膿が溢れ出るのに全く痛みを感じない人などが、実際に存在します。
■糖尿病セルフチェックポイント
糖尿病は気づかずに放置していると、腎臓や神経、網膜に問題が出てきます。そこで糖尿病特有の神経障害、網膜症、腎症の初期症状を重点的にチェックしましょう。
（1）排尿の回数が増え、尿の量が多い
（2）逆に尿が出にくい、残尿感がある
（3）尿のにおいが気になる
（4）全身がだるく、疲れやすい
（5）足がむくむ、重い
（6）手足がしびれる
（7）下腹部がかゆい
（8）肌の乾燥が気になる、かゆい
（9）視力が落ちた気がする
（10）立ちくらみがある
（11）甘い食べ物や飲み物が急に欲しくなる
（12）のどが渇く
（13）体重が増えた
（14）食欲があり過ぎるが、どれだけ食べても逆にやせる
（15）ちょっとした傷ややけどの痛みを感じない
以上のポイントが当てはまる場合は、初期の糖尿病の可能性があります。できるだけ早く医療機関で健康診断を受けましょう。
■糖尿病の予防方法は？
糖尿病の予防は、理屈の上では“簡単”です。体を動かす時間を増やし、食事の量を控え、食事そのものも全体的に薄味にして糖分や脂質、塩分を控えればかなり予防できます。
ただ、摂生と日常的な運動の継続が、ある意味で最も難しいとも言えます。糖尿病と診断されても、生活習慣を変えずに病状を進行させてしまい、手足の切断や失明などにいたっている患者が実際に存在しているのが現状です。
しかし、自分の手足に画びょうが刺さっても痛みに気づかなくなる恐ろしさを、本気になって想像してみてください。家族がいればなおさら頑張れるはずです。足の切断や光を失った人は、例外なく自分の不摂生を悔いています。手遅れになるまえに、ぜひ生活を改めましょう。
「livedoorニュース」〜Peachy〜より
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