スウェーデンの研究で、「疲れているとき、睡眠不足のときほど、高カロリーのものを食べたくなる」という結果が報告されました。
睡眠不足が慢性的な疲れを生み出し、体に悪影響を与えるのは誰でも知っています。北欧のスウェーデンで睡眠に関する実験が行われました。睡眠不足の夜を過ごした実験参加者に、翌朝食べ物を買いに行ってもらったところ、睡眠不足の人はよく眠れている人に比べて5倍の確率で高カロリーのものを買ってしまいました。
また、全く眠れない夜を過ごした人たちに、翌朝40種類の食べ物のうち、どれを選ぶかを観察したところ、眠れなかった人は、そうではなかった人に比べると、なんと9%もの高い確率でカロリーの高い方の食べ物を選んでしまったそうです。
睡眠不足の人は「おなかがすいた」という情報を体に伝えるホルモンがたくさん放出されてしまうのが原因だそうです。また睡眠不足は冷静で正しい判断をする力を奪ってしまうため、より衝動的に物事を決断してしまう可能性が高くなります。買い物にいったときや、レストランに行ったとき、寝不足だと自分が必要としているもの以上の食べ物を注文したり、買ってしまうのです。
睡眠不足は体の不調を生み出すだけではなく、セルフコントロールや食欲、買い物にまで大きな影響を及ぼします。もし最近よく眠れていないなと思うならば、そのせいで必要以上のカロリーを摂取してしまい、太ってしまうかもしれません。必要のないものを買ってしまい、後で後悔することになるかもしれません。
よい睡眠をとってこそ正しい判断ができ、毎日の生活にも張りが出てくるのです。毎日決まった時間に寝て、起きる習慣を身につけて、健康的な生活を心がけたいものですね。
「livedoorニュース」〜ライフ〜より
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