「自分はまだまだ大丈夫」などと思っているうちに、進行してしまうと恐ろしい合併症に…。今回は糖尿病患者に現れやすい兆候や危険因子４つを紹介します。
■（1）一度でも太ったことがある人は危険
「一度でも」というのがポイントで、現在スマートな体型でも過去に太ったことがある人には危険因子があるといいます。人生の中でもっとも太った時に糖尿病の体質が作られるのです。
一度肥満になり一定期間血糖値が上昇すると、それを体が記憶し、少しの食事量でもすぐに血糖値が上がりやすくなってしまいます。
そして、たとえ痩せても、一度血糖値が上がりやすくなってしまえば、元に戻ることがありません。特に20代の頃から体重が10キロ増えたら要注意です。
■（2）おしっこの回数が増える、泡が消えない人は重症
血管内がブドウ糖でいっぱいになり処理できなくなると、身体は尿で体外に排出しようとします。つまり、血糖値が高い状態が続く限り、おしっこの回数が増えてしまうのです。
そして、「尿の泡も大事なサイン」。通常おしっこが泡立ったとしても、泡がすぐに消えていきますが、糖尿病が進んでいる場合、キメの細かいクリーミーな泡が立ち、その泡はなかなか消えません。尿の泡がなかなか消えない人は合併症である腎症の可能性があるのです。
■（3）歯を磨いて血が出る
糖尿病になると体の免疫力が落ちてしまいます。そのため細菌やウイルスに対する抵抗力が低下するということになります。
歯周病は口の中の雑菌が原因で起きる炎症性疾患ですが、糖尿病患者が歯周病にかかるリスクは健康な人に比べて2倍に上がるといいます。そのため、歯を磨いて血が出るようになったら、糖尿病の危険性は否定できないのです。
■（4）女性は妊娠と加齢で糖尿病になる可能性が
女性には糖尿病になりやすい時期があります。特に妊娠した時が注意です。妊娠すると赤ちゃんにブドウ糖をたくさん届けるために血糖値が自然と上がってしまい、中には血糖値が上がり過ぎてしまう妊婦もいるのだとか。そして、上がった血糖値をコントロールしないと「妊娠糖尿病」になってしまうとのことです。
さらに、女性の加齢については、年をとって女性ホルモンや基礎代謝が低下することで太りやすくなってしまい、そのために糖尿病になるリスクが増えてしまいます。
糖尿病は内臓脂肪が原因で起こる可能性が高いとされていますので、適度な運動をして内臓脂肪を減らし、発症のリスクを減らすように心がけましょう。
「livedoorニュース」より
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