よく耳にするのが、「あらかじめ牛乳を飲んで胃腸に膜を張っておくと、悪酔いしないし翌朝にも残らない」という説。これって本当なのでしょうか?
「これは私自身も学生時代に試したことがありましたが、残念ながら医学的な根拠はなく、効果はないでしょうね。単なる都市伝説と断じていいかと思います」
そう答えてくれたのは、新宿ライフクリニックの須田隆興先生。ホットミルクなどが表面にうっすら膜を張るのを見ると、いかにもあり得そうな俗説ですが…。その理由は単純明快です。
「牛乳が悪酔い防止に効くというのは、胃腸に張られた膜がアルコール成分をブロックすることで体内への吸収を抑え、アルコールを排出しやすくする…というニュアンスだと思いますが、これはあり得ません。アルコールというのはもともと、非常に体内で吸収されやすい化学物質です。それに、もし牛乳にそのような効果があるとしたら、(アルコール分のみならず)栄養分までブロックしてもおかしくありません。子どもの頃、給食の時に牛乳が出されたと思いますが、牛乳に成分をブロックする働きがあるなら、栄養失調になる恐れだってあり得ます」
たしかに、牛乳がアルコールの吸収を阻む働きをするとしたら、ビタミンやミネラルなど他の栄養素にも同様の効果を発揮してもおかしくないはずです。
「同じ酒飲みとして、少しでも酔いを抑えたいと思う気持ちはわかりますが、結局のところ、悪酔い防止には、アルコールそのものの摂取量を抑えることが最良の対策です」
ウコンや薬で対策を講じるのもいいのですが、自制心に勝る良薬はないということです。よく肝に銘じておきたいものですね。
「livedoorニュース」より
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