海外では、耳鼻科学会が綿棒での掃除をしないように呼びかけている国もあり、綿棒メーカーも「耳の穴に入れないように」と注意書きを添えるようになってきているそうです。
■掃除しなくてもきれいに
耳鼻科医いわく、「耳垢は放っておいても出てくるようになっています。綿棒で掃除をすると、かえって奥に押し込む結果となります」とのこと。調べてみると、多くの耳鼻科医が同様の警鐘を鳴らしています。
耳垢は、食べ物を噛むという顎の動きに伴って外へと送り出されるメカニズムになっているといいます。つまり、そもそも掃除しなくてもきれいになるのです。
綿棒メーカーでは、「耳や鼻のお手入れに」「水泳の後や風呂上がりの耳の掃除に」などとうたっていますが、綿棒で耳掃除をしてはいけないのです。正しい使い方は、耳の周りを掃除するだけにとどめ、耳の穴(外耳道)に入れないということのようです。
■耳かきの場合はどうか
綿棒以外にも、さまざまな形状の耳かきがありますが、いずれも使わないほうがいいと多くの耳鼻科医は口をそろえます。耳垢を奥に押し込んでしまうだけではなく、耳の中は皮膚が柔らかいため、頻繁にこすったり強くひっかいたりすることで傷をつけ、炎症を起こす恐れがあるといいます。それは外耳炎と呼ばれ、痛みやかゆみ、灼熱感、耳だれといった症状が起こります。たかが耳掃除ですが、方法を誤ると難聴になったり、ひどい場合には鼓膜が破れることもあるのです。
耳かきの反対側に綿状の「梵天」がついているものがありますが、これも耳垢を押し込むことになるため使わないほうがよいそうです。
毎日耳掃除をしたい場合は、やさしく数回耳かきで奥から手前にかき出します。綿棒は細いタイプのもので耳の穴の入り口から1センチくらいを軽く拭き取る程度にとどめるようにしましょう。
■その他の方法も
インドで古来行われてきた耳掃除は、ごま油を耳の穴に垂らすという方法ですが、これも効果的なようです。酢とアルコールと水を混ぜた液体を耳の穴に垂らすという方法もなかなか気持ちよく、これもオススメのようです。
数十年前にはやったイヤーキャンドルが最近、また人気になっています。デトックス効果や耳の中のツボを刺激するなどといわれていますが、やけどや耳の中が炎症を起こすなどのトラブルも多発しているので、試す場合は十分に注意しましょう。
「livedoorニュース」より
そして、正しい方法で耳の健康管理をするとともに、ぜひ有機ゲルマニウムを健康ライフの強い味方にしてみてはいかがでしょうか。
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