昨今は、ながらスマホや、交通機関でのスマホマナー、スマホ依存症、スマホが体に負担をかけるニュースなどが増えています。具体的な健康被害の症状をまとめてみました。
■ブルーライトで眠れない
なかなか寝付けなかったり、眠ったと思ったら途中で何回も目を覚ましたり…。こんな状態が続くと、睡眠不足から、日中もぼーっとしてしまいます。
こうした人には、夜寝る前にベッドの中でスマホを見たり、使っていたりする人も多いようですが、スマホの画面から放たれるブルーライトは、日中と錯覚させて脳を活性化してしまうため、寝付きが悪くなります。
もちろん、単にスマホに夢中して睡眠時間が足りないという人もいるでしょう。どちらにしても、忙しくなる今の季節では、最低寝る1時間前はスマホを使うのをやめるようにした方がいいでしょう。
■スマホ依存症
スマホは毎日持ち歩き、SNSやメッセンジャーでの会話などで常に使っている…。スマホには習慣性や中毒性があり、依存症になりやすい道具でもあります。
常にスマホを見ていないと落ち着かない、電波が届かないところに行くとイライラする…。こうした傾向があれば、立派なスマホ依存症や依存症予備軍です。
このような精神状態では、仕事や生活に集中しずらく、健全な日常生活が送れるとは言えません。禁断症状も現れるようならば、一度きちんと向き合って、依存症からの脱却を図りましょう。
■手への負担
スマホが原因の手の病気といえば、「ド・ケルバン病」と「小指変形」です。スマホの操作に親指の酷使を続けていると、手首の腱がスムーズに動かなくなり、炎症が起こるのがド・ケルバン病です。重度の場合は、手首に激痛が走り、腫れることもあります。最悪の場合、手術が必要になるケースもあり、軽く考えてはいけない恐い病気です。特に最近のスマホのように、大型で重いスマホほど注意が必要です。
また、小指でずっと支えることが多い人は、小指の変形も問題です。変形だけでなく、痛みを覚えることもあります。操作をする際には、ときどきストレッチをするなどして、手への負担を軽減しましょう。
■姿勢の悪化が肩こりや頭痛を引き起こす
最近は、手だけでなくスマホを使う姿勢による健康被害も注目されています。スマホを使う時、多くの人はちょっと前屈みで腕を体の前の方に出し、肩を前に出して内側に巻き込んだ姿勢になります。これを長く続けていると、「スマホ巻き肩」になります。
また、少しうつむいた状態で画面を見続けているせいで、本来湾曲しているはずの首の骨がまっすぐになってしまう「ストレートネック」になります。どちらも肩こりや頭痛の原因となります。長時間の利用もですが、同じ姿勢でスマホを使わないよう気をつけましょう。
■若くてもなるスマホ老眼
そして最近話題になっているのが「スマホ老眼」です。老眼とは、年を取って手元のピントが合いづらくなる目の症状ですが、20代、30代の人が同じような症状に悩まされているといいます。
症状が起こるのは主に夕方。そのため、「夕方老眼」とも言われています。1日中スマホを見ていて目を酷使しすぎたことで、筋肉がこってピント調節ができなくなってしまうために起こります。
まだ一時的な症状が多いようですが、ひどい場合は、ピントが固定されてしまう懸念もあるといいます。やはり、若いからと過信ぜずに、時には目を休ませることがとても重要です。
いまやスマホは生活の一部となっていると言っても過言ではありません。それによって健康被害が生じるのも、ある意味、必然なのかもしれません。しかし、スマホの使い過ぎによる健康被害を見過ごすわけにもいきません。使いすぎないよう注意する、体をストレッチしてほぐすなど、できる範囲で気をつけていくいことが大事ですね。
「livedoorニュース」より
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