毎日摂取している加工食品には塩分が大量に含まれており、飲食店でも塩をたくさん使っておいしくしています。でも、ナトリウムの過剰摂取は健康にきわめて深刻な影響を与えるのです。
■浮腫の危険性
食事でナトリウムを摂りすぎると、身体は余分な水分を貯め込みます。それは、血液内の老廃物をフィルターにかける腎臓が、電解質の濃度を一定に保とうとするからです。濃度とはつまり、カリウムや水分に対するナトリウムの比率のことです。
食事に塩分が多く含まれていると、腎臓は体内でより多くの水分を維持しようとします。そのせいで、好ましくない反応が起き、浮腫(手や腕、足、足首、脚などのむくみ)などの症状となって現れます。
■高血圧・脱水症状を引き起こす
一般的に水分量が多ければ、静脈や動脈を流れる血液の量も増えます。すると、時間とともに血管が固くなり、高血圧を引き起こす可能性が出てくるのです。
また、塩分が喉を渇きやすくすることは知っていると思いますが、それは身体がナトリウムと水分の比率を正常に戻そうとして戦っているからなのです。塩分を多く摂り喉が渇いて水を大量に飲むと、むくみや高血圧が悪化してしまいます。
逆に、水分の摂取量が足りないと、身体が細胞から水分を奪おうとして、脱水症状を招いてしまうのです。
■骨粗しょう症が悪化
ナトリウムの多い食事を摂っている人はたいてい、喉の渇きから過剰に水分を摂るため、トイレが近くなります。排尿するたびに、身体からカルシウムが流出しますが、カルシウムは強い骨と歯をつくる上でとりわけ重要なミネラルです。トイレに何度も行って体内からカルシウムが必要以上に流れ出てしまうと、骨が弱くなり、骨粗しょう症が悪化してしまいます。
■胃潰瘍や胃がんの原因にも
複数の研究から、過剰な塩分摂取は胃潰瘍や胃の感染症を引き起こすばかりか、胃がんの進行を早める可能性さえあることがわかっています。原因ははっきりわかっていませんが、ナトリウムが胃の粘膜を破壊しているのではないかとみる研究者もいるようです。
■認知機能にもマイナスの影響
2010年に実施されたある研究によれば、塩分はさらに、認知機能にもマイナスの影響をもたらします。ただし、この研究は観察だけに基づいたものなので、その原因について、研究者たちは仮説を立てていません。
以上のように、塩分の摂りすぎは健康にかなり深刻な長期的影響をもたらすのです。それなのに、多くの人が、1日あたりの推奨摂取量2300ミリグラム(食塩5.8グラムに相当)を大きく上回るナトリウムを含む食事を摂っています。みなさんも、塩分の摂りすぎに気をつけてみると良いのではないでしょうか。
「livedoorニュース」より
そして、塩分の摂りすぎに気を付けるとともに、ぜひ有機ゲルマニウムを健康ライフの強い味方にしてみてはいかがでしょうか。
毎日の健康に有機ゲルマニウム