熊本の被災地では連日エコノミークラス症候群で病院に運ばれる方が多いと報道されています。日常生活の中でも起こりうる病気なので、日頃から気をつけるようにしましょう。
■エコノミークラス症候群とは?
エコノミークラス症候群は、飛行機のエコノミークラスなど、狭い空間に同じ姿勢で長時間過ごした時に生じやすいことから、このように呼ばれていますが、一般的には「深部静脈血栓症」と「肺血栓塞栓症」を指しています。
●深部静脈血栓症
長時間座り続けた結果、血行障害によって下肢の静脈に血栓ができて血管に詰まってしまうものです。
症状・・・下肢が赤く腫れる、痛みやだるさが生じる など
●肺血栓塞栓症
下肢の静脈にできた血栓(深部静脈血栓)が、静脈壁からはがれて血流にのって移動し、肺の血管が詰まってしまうものです。
症状・・・激しい胸の痛み、心拍数の増加、呼吸困難 など
血栓が小さく軽症であれば血栓を溶かす処置で済みますが、重症になるとすぐに心停止になり、血栓が溶かしきれず回復が難しい場合もあります。そのため、まずは血栓が起こりにくいように普段から血行をよくすることが大切です。
■予防法は?
(1)水分摂取
水分不足になると、血液がドロドロの状態になり血栓を生じやすくなります。特に高齢者は「喉が渇いた」という信号を脳へ送る速度が低下してきます。そのため、喉が渇いているのに気付かず水分不足に陥りやすくなります。「喉が渇いたら…」ではなく、少しずつこまめに水分をとる習慣をつけるよう心がけましょう。
(2)運動をする
運動でも、特に足を動かすことが重要です。足を組み替えてみたり、足の指でタオルを引き寄せる動きを行ったり、こまめに立ち上がって周囲を歩くなどするとよいでしょう。
また、動くことが難しい場合は足を手でマッサージしてもよいでしょう。足の指と指の間を広げる、ふくらはぎをもむ、太腿をさするなどがおすすめです。
既に血栓症と診断されている方は、上記の2点に気をつけていただくことは勿論、医療用の弾性ストッキングを利用するのもよいでしょう。ただし、主治医にも相談の上、用法をしっかりと守って使用するようにしましょう。
「健康管理士一般指導員」メルマガ記事より
そして、エコノミークラス症候群に注意するとともに、ぜひ有機ゲルマニウムを健康ライフの強い味方にしてみてはいかがでしょうか。
毎日の健康に有機ゲルマニウム