スマートフォンやタブレットの使用時間の増加にともない、目を酷使することで、目の疲れや痛みだけでなく、肩こりや頭痛、吐き気、めまいなどをはじめ、さまざまな体の不調を引き起こす可能性があります。
■スマートフォンの目への影響
●小さい画面の文字を見続けることにより、視点のピントを合わせる毛様体筋に負担をかける
●手に持って使用するため画面が動きやすいうえにスクロールなどで素早く動く文字を読もうとするため、まばたきの回数が減り、目が乾燥しやすくなる
●画面から発せられるブルーライトは、目の網膜を傷つけ、疲れや痛み、眼病の原因になる(パソコンに比べて目と画面の距離が近く、ブルーライトの影響を受けやすい)
これらの状態が続くことにより、視力低下やドライアイ、早期の老眼、網膜異常、緑内障、加齢横斑変性など眼病の原因になり、失明のリスクも高くなります。
<ブルーライトとは>
パソコンやスマートフォンの液晶画面から発せられる青い光で、人の目で見ることのできる可視光線の中で最も波長が短く、強いエネルギーを持っています。
ブルーライトは目の網膜に直接的なダメージを与えるほか、睡眠に関与するホルモンであるメラトニンの分泌を抑制する作用があり、睡眠のリズムを狂わせる原因となりますます。そのため、目への影響だけでなく、体内時計が狂ってしまい、睡眠障害やうつ病などの原因になるといわれています。
■疲れ目の予防&解消法
●1日の使用時間を把握し、使い方を見直す(暇つぶしでの使用や長時間のゲームは控える)
●目から画面までの距離を少なくとも40cmは離して使用する
●ベッドで横になっての使用は、目への負担が大きいため控える
●画面の明るさを周辺の環境に合わせて刺激の少ない明るさに調節する
●画面にブルーライトカットのフィルムを使用する
●定期的に目を休める(5分に1度くらいは画面から視線を外して遠くを見るようにする)
●歩きながらの使用はしない
●就寝前の使用は、睡眠障害の原因になるため使用しない
●蒸しタオルで目の周りを温め、血行を良くする
●目の周りを親指で軽くマッサージし、血行を促す
●目に良い栄養素を取り入れる
・ビタミンB1やB12は、視神経の働きを高めて視力の低下を防ぐ効果がある
・ブルーベリーに含まれるアントシアニンには抗酸化作用があり目を保護する作用がある
・ほうれん草やブロッコリーに含まれるルテインには、網膜のダメージを防止する作用がある
・βカロテンは、目の細胞や粘膜の新陳代謝を保つ作用がある
スマートフォンの長時間の使用は、目だけでなく首や肩の筋肉にも負担をかけ、体のさまざまな不調の原因になります。スマートフォンの良い部分、悪い部分をしっかりと見極めて上手に使いこなしてきましょう。
「健康管理士一般指導員」メルマガ記事より
そして、スマートフォンの使い方に気をつけるとともに、ぜひ有機ゲルマニウムを健康ライフの強い味方にしてみてはいかがでしょうか。
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