従来、栄養失調は低栄養からくるものであり、栄養過多の現代人には無縁のものと思われていました。では、近年増えている「新型栄養失調」とはどんなものなのでしょうか?
■高齢者に多い
近年では、3食きちんと食べているのに栄養失調になる人が増えているそうです。こうした現代型の栄養失調は「新型栄養失調」と呼ばれます。新型栄養失調は高齢者に多く、食事がおかゆ中心で、肉や魚をほとんどとらないため、たんぱく質不足になることが主な原因です。
■40〜50代の男性でも
さらに最近では、働き盛りの40代や50代の男性でも新型栄養失調に陥るケースが増えているといいます。「40代や50代の中高年男性が陥りやすいのは、ビタミンとミネラルが不足する栄養失調」と話すのは、AllAboutで「実践栄養ガイド」を務める管理栄養士の平井千里氏。中高年男性が陥る新型栄養失調は、野菜不足によるものが多いそうです。食事をおにぎりだけで済ませたり、単品の丼物を食べたりするような栄養バランスの悪い食生活をしているからです。
■バランスのよい食事をとる
新型栄養失調になると、風邪をひきやすくなる、注意力が不足するといった症状のほか、うつ症状が出てくるケースもあるといいます。これを防ぐためには「バランスのよい食事をとることが大切。意識してとることが難しいのなら、ランチは定食を選ぶとよいでしょう。主食と主菜と副菜がセットになっていて、自然とバランスのとれた食事になります」(平井氏)。
「livedoorニュース」BLOGOS記事より
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