子供たちには楽しいクリスマスだけど、お母さんは毎年大変!今年はどんなメニューにしようかと、頭を抱えているのでは?今回は、世界各国で愛されているクリスマススイーツについてです!
■クリスマスのお菓子
クリスマスはキリスト生誕の日として世界中でお祝いされています。そんな日に欠かせないのが甘いお菓子。日本では、クリスマスケーキがお店にズラリと並びますが、世界にはさまざまなクリスマスのお菓子があります。
■フランス
☆ブッシュ・ド・ノエル(buche de Noel)
フランス語でブッシュが木や丸太、ノエルがクリスマスを意味しています。その名の通り、薪をイメージしたクリスマスケーキです。なぜ薪の形なのかという事については、「キリストの誕生をお祝いして、暖炉で夜通し薪を燃やした」という説や、「クリスマスに燃やした薪の灰が厄除けになるから」という説などさまざまです。
伝統的なものは、アーモンド風味の生地にバタークリームを巻き込みますが、最近では口当たりの軽いムースを 巻き込んだタイプが多くみられます。
■ドイツ
☆シュトレン(Stollen)
ドイツのドレスデンが発祥地です。生地にドライフルーツやナッツなどを入れ、表面は粉砂糖で覆われています。ドレスデンでは毎年12月の第一土曜日に“シュトレンフェスティバル”が開催されます。約100人のパン職人が、約1週間かけて巨大なシュトレンを作ります。
シュトレンはクリスマスの4週間ほど前から、クリスマス前夜の期間に少しずつスライスして食べます。フルーツの風味などが日ごとにパンへ移り美味しくなるため、「今日よりも明日、明日よりも明後日、とクリスマスが段々待ち遠しくなる」という菓子パンです。
■イギリス
☆クリスマスプディング(Christmas pudding)
ブランデーに漬けたたくさんのドライフルーツをメインに、ナッツやスパイス、小麦粉、牛脂などを混ぜ合わせ、蒸して作ります。最近では牛脂ではなくバターを使う事が多いようです。味、外見ともに日本人が慣れ親しんでいる「プリン(カスタードプディング)」とは大きく異なり、濃厚で芳醇な風味を楽しむ事ができます。
クリスマスプディングはクリスマスの約1カ月前から仕込み始め、しばらく置いて熟成させます。クリスマス当日には蒸し直して、ホイップクリームなどを添えて食べます。
ブッシュ・ド・ノエルやシュトレンは、日本でもよく見かけるお菓子です。今年はいつもと違ったお菓子で、家族や友人と一緒にクリスマスを楽しんでみては如何でしょうか。
「食 Do!」より
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