体が冷えている人は風邪をひきやすい。これには、体にもともと備わっている免疫力が関係しています。冷えの改善法とともにご紹介します。
■冷え性の人は免疫力が弱い傾向が
寒いところに長時間いた翌日、風邪をひいたという経験ありませんか。冷えは、体の免疫力を弱め、風邪をひきやすくします。女性に多い冷え性もそのひとつ。東洋医学で冷え性は未病といわれ、病気ではないけれど健康ではない状態のことを言います。言い方を変えれば、病気の一歩手前。冷え性の人は、常に病気にかかりやすい状態なのです。
ではなぜ、冷えると風邪にかかりやすいのでしょうか。人の体には、外から入ってくるウイルスや細菌、がん細胞などの病原体に対抗する生体防御機能の免疫が備わっています。免疫機能を担う、免疫細胞は血液の中に存在し、体の中をめぐって、病原体がいたら攻撃することで、体を正常な状態に保っています。免疫細胞にはさまざまな種類がありますが、なかでも風邪のウイルスには、リンパ球が働きます。
体が冷えている場合、血液の巡りが悪いため、体のなかでウイルスを発見しても、すばやく対処することができません。すなわち、免疫力が弱くなっているということ。そのため、風邪を引きやすいのです。また、実験により免疫細胞は、36度より37度前後の方が活発に活動することがわかっています。また、風邪のウイルスに対抗するリンパ球は、35度で活動力が低下するそうです。
■風邪をひきにくい「冷えない体」をつくるには
冷えは、なかなか一気には直りません。普段から冷えないように衣服で調整するのはもちろん、体が熱を作り出せるような体作りも取り入れましょう。体が冷えた時には、体が温まるものをできるだけ早くとることもポイントです。
1)筋トレをする
体の熱は筋肉から作られるため、筋力の少ない人は冷え症になりがち。体の一番大きな筋肉、太ももを刺激して効率よく熱を作り出しましょう。1日10回スクワットを取り入れて。
2)湯船に浸かる
入浴をシャワーだけで済ますと、体の外側が温まっただけで芯はまだ冷えています。夜は湯船にゆったりと浸かり、じっくり体を温めましょう。湯上がりに、冷水を手足にかけると末端の温かさが続きます。
3)下着や靴下を重ね着
外出時は、靴下やタイツ、体を温める効果のある高性能アンダーウエアを活用して冷たい風が入ってくるのを防ぎましょう。アウターで調整するよりも下着で調整した方が温かさが持続します。特に、冷えやすい「手首、足首、首」の3つの“首”は冷やさないように衣類でカバーして。
4)しょうがを摂る
しょうがに含まれるジンゲロールには、血管を拡張して血流を促す作用があります。お茶やお味噌汁などに入れて、積極的に取り入れましょう。紅茶にチューブ入りのおろししょうがを少し加えるだけでも、すぐ体が温かくなります。
「gooヘルスケア」より
そして、冷えを改善して免疫力を上げるとともに、ぜひ有機ゲルマニウムを健康ライフの強い味方にしてみてはいかがでしょうか。
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