東洋医学の「望診」を知れば、顔色から不調の原因がわかる! 顔色を普段からチェックして変化を把握することは、身体の不調の原因を探るために役立ちます。
■東洋医学では五感を使って健康状態を把握する
病気になる前の状態を「未病」といいますが、これはもともと東洋医学の考え方のひとつで、2000年以上前に書かれた中国最古の医学書『黄帝内経(こうていだいけい)』に出てくる言葉です。『黄帝内経』に「腕のいい医者は、すでにかかってしまった病気はもちろん、これから起こるであろう病気(未病)も予測して治す」と記されている通り、東洋医学では未病のうちに治すことが大切であると考えられています。
そのために、東洋医学では、医師が「目・鼻・耳・口・手」の五感を用いて患者さんの様子を捉える診察方法=「四診」が行われてきました。四診とは、望診・聞診・問診・切診のことで、望診とは顔色や皮膚の色、舌の様子を見ること、聞診とは声の大きさやにおいをもとに診察すること、問診とは現病歴や既往歴だけでなく体質傾向を聞き出すための質問を行うこと、切診とは脈やお腹に触れるなど触覚を用いた診察を指します。
■顔色と、不調を引き起こしている臓器は対応している
ところで、東洋医学で言う「肝」と「肝臓」はイコールではありません。東洋医学は歴史が古いものの、解剖の技術は未熟な時代に発達しました。そのため、解剖学的な臓器ではなく、機能を五臓としてきたからです。
ただし、基本的には肝は肝臓、心は心臓、脾は胃腸と脾臓、肺は呼吸器や気管支、鼻、喉、腎は腎臓の機能に対応していますので、顔色から読み取れる不調の根本原因は、不調の原因となっている臓器と言うこともできます。
■顔色が青っぽいと「肝」、黒っぽいと「腎」からくる不調かも
東洋医学で言われている「顔色」と「身体の不調を引き起こしている根本原因」の関係は以下の通りです。
・青色……肝
・赤色……心
・黄色……脾
・白色……肺
・黒色……腎
例えば「健康なときに比べて顔が少し青っぽい」と思ったとき、肝が根本原因となって症状が表れているかもしれません。また、顔が黒っぽいと思ったのであれば、腎から症状が来ているのかもしれません。自分では元気なつもりでいても、身体に負担がかかっていることもあります。それぞれの臓器に負担をかける生活をしていないかを振り返って、未病のうちに予防を心掛けましょう。
それぞれの診断には専門的な知識が必要ですが、その中でも自分で気づきやすいのが「顔色」です。東洋医学では、「顔色から、どの臓器が不調の原因となっているかがわかる」と言われています。そのため、普段から鏡で自分の顔色をチェックすることをおすすめします。
健康な時の顔色を知っておくと、顔色の変化に気づきやすくなり、自分の健康状態を把握することができるからです。東洋医学では、心身の生理機能をつかさどるところを肝・心・脾・肺・腎の五臓に分けます。これらの臓器は互いに影響し合ってエネルギーを生むと考えます。例えば、ストレスを溜めてイライラすると、肝が弱まります。そうなると消化・吸収を担う脾の機能が低下し、結果として腎にまで影響し老化が加速されるようになります。
「gooヘルスケア」より
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