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有機ゲルマニウムについて

 

お酒は鍛えたら強くなる?


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年末ということで、お酒を飲む機会も多いはず。しかし、そうなると気になるのが「飲みすぎ問題」ではないでしょうか?

「つい飲みすぎた」→「二日酔いでつらすぎる」→「もう二度と飲むものか(夕方にはまた“飲みたいモード”へ)」といった、なかなか抜け出せない悪循環は、お酒を飲む人にとっての普遍的な悩みです。

そこでオススメしたいのが、『酒好き医師が教える 最高の飲み方』(浅部伸一監修、葉石かおり著、日経BP社)。“酒ジャーナリスト”を自称する著者が、酒好きの医師や専門家から“カラダにいい飲み方”を聞いてまとめたもの。具体的には、以下のような経緯から生まれたようです。
 


酒にまつわる『なぜ? ホント?』

お酒はおいしいし、楽しい。でも健康不安を抱えながら、このペースで飲み続けていいのだろうか?

そんな不安を抱えて飲んでいたアラフィフの私が、「お酒と健康」をテーマにした本を出すことになった。正直、医療分野に長けているわけではない。だが酒好きの気持ちは誰よりも良く熟知している。そうだ、酒好きを代表して、酒飲みの素直な質問や不安を医師や専門家にぶつけてみようではないか。本書はそんな思いをもって書いた。(「はじめに」より)

心強い(気がする)のは、著者が話を聞いた医師や専門家は、その多くが自身も酒好きだったという点です。つまり、酒飲みの気持ちがわかるということ。そのため、各人が自身の経験談を交えつつ、「どうすれば酒をやめることなく、長く健康でいられるか」を教えてくれているわけです。

きょうは、お酒に関する純粋な疑問に答えてくれる第4章「検証! 酒にまつわる『なぜ? ホント?』」のなかから、2つのポイントに焦点を当ててみることにしましょう。
 


水はすぐお腹いっぱいになるのにビールはなぜたくさん飲める?

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短時間で3杯の大ジョッキを開けることもザラだという著者は、目の前に並んだ空の大ジョッキを眺め、「どうしてビールはたくさん飲めるのに、水はたくさんは飲めないのだろう」と疑問に思っていたのだそうです。しかし、その点を医師に聞いてみたところ、よく目にする「アルコールは胃で吸収されるからたくさん飲める」という説は部分的には正しいものの、あくまで補助的な要因であることがわかったのだとか。

それどころか、むしろアルコールには胃の排出機能を抑制する(胃の内容物を外に出にくくする)働きがあるというのです。だとしたら「ビールだったらたくさん飲める」どころか、「ビールはたくさん飲めない」ということになってしまいます。では、「ビールならたくさん飲める」という謎の現象のおもな要因はなんなのでしょうか?

この問題については、明確な定説はまだないものの、影響している可能性があると考えられているのが、胃から分泌される「ガストリン」というホルモンの存在なのだといいます。
 


ガストリンとは?

胃の幽門(胃の出口)前庭部に存在するG細胞という細胞から、ガストリンというホルモンが分泌されます。ガストリンの主な働きは、胃の運動の促進、胃酸分泌促進、ペプシノゲン分泌促進、胃壁細胞増殖作用、インスリン分泌促進作用などです。さらにガストリンには、胃の入り口近くの部分の運動を抑制し、出口近くの運動を促進させる働きがあると報告されています。これは、胃の中に多くの量をためこむことを可能とし、出口近くのものを押し出すのに役立つことになります。

ドイツ・エッセン大学などの研究によって、ビールにはガストリンの分泌を促進させる効果があることが明らかになっています。ビールを飲むことで、胃の排出効果が高まり、結果としてたくさん飲める可能性が考えられます。(後略)」(113ページより)

つまりガストリンの影響があることは間違いなさそうではあるものの、現状ではまだ詳細は解明されていないということ。なお、この問いに答えている東海大学医学部の松嶋成志教授は、「ビールの飲みすぎは翌日まで響くので、翌日つらい思いをしないためにも、水分をしっかりとってください」と助言しています。とはいえ水をチェイサーにビールを飲むのも難しいので、せめて、のみの最後や帰宅後に、水を飲むようにしたいということです。(110ページより)
 


「鍛えれば酒に強くなる」はホント?

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学生時代に先輩から「酒は鍛えれば飲めるようになる」という迷信めいたことを言われ、無理やり酒につき合わされたという方も決して少なくないはず。でも実際のところ、酒に強い人・弱い人はどう決まるのでしょうか? この疑問について著者は肝臓専門医で自治医科大学附属さいたま医療センターの浅部伸一医師によると、酒に強くなれるかどうかは遺伝子によって決められているというのです。

「酒を飲んだ際に不快な症状を起こす犯人は、アルコールを分解したときにできるアセトアルデヒドです。このアセトアルデヒドを分解する役割を担うのが『アルデヒド脱水素酵素』ですが、その活性は、遺伝子の組み合わせによって決まっています。“強い遺伝子”を2本持っている人はアセトアルデヒドを速やかに分解できる酒に強いタイプ。“弱い遺伝子”が2本ある人は、アセトアルデヒドがどんどん蓄積していく酒に弱いタイプです。(139ページより)

活性タイプ白人(出現率)黒人(出現率)黄色人種=日本人(出現率)活性型(NN型)100%100%50%程度不活性型(ND型)0%0%40%程度失活性型(DD型)0%0%10%程度

遺伝から見れば、酒に強くなるのか、弱いままなのかはいたってシンプル。酒に強い両親のもとに生まれた子どもは「ざる」と呼ばれる酒豪に、逆に両親とも酒が弱い場合は下戸となるわけです。

なお強くなるかどうかの割合は人種によって違っており、白人や黒人はほぼ100%が酒豪になれる遺伝子の組み合わせなのだといいます。一方、日本人を含む黄色人種では、酒豪が50%程度、下戸が10%程度、残りが“強くなれる可能性があるタイプ”なのだそうです。

おもしろいことに、“強い遺伝子”と“弱い遺伝子”をそれぞれ持つ人は、ほどほどの飲めそうな感じがするものの、初めは限りなく下戸に近い状態なのだとか。しかし飲酒の機会が増えることで、強さが増していくタイプだというのです。
 


パッチテストによる検査も可能

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また“強い遺伝子”を持っているにも関わらず、「自分は飲めないタイプだ」と勘違いしている人もいることでしょう。だとすれば自分の酒の強さを知りたいところですが、そのための方法として、本書では「パッチテスト」が紹介されています。

やり方は実に簡単。脱脂綿に市販の消毒用アルコールを含ませ、上腕部の内側にテープで7分間固定し、はがした直後と10分後に、脱脂綿が当たっていた肌の色でALDH2(筆者注:アセトアルデヒドを分解するアセトアルデヒド脱水素酵素)の活性を見るだけ。脱脂綿をはがした後、肌の色が変化しないのが活性型、10分後に赤くなるのは不活性型、直後に赤くなるのは失活型という判定になる。(100ページより)

もちろん遺伝子的に失活型の人でも赤くならない人もまれにいるので、正確に自分のタイプを知りたいのであれば遺伝子検査のほうが確実。しかし、普段の飲み方を一考するきっかけにはなりそうです。

ちなみにアセトアルデヒド脱水素酵素は、アルコール代謝を繰り返すうちにその活性が徐々に高まっていくのだそうです。そしてさらにもうひとつ、アルコール代謝を担うチトクロームP450(以下、CYP3A4)という酵素も、同じく活性が上がるのだといいます。

おもに薬物の代謝を行なっており、肝臓に多く存在するのがCYP3A4。その活性が上がると、酒の量が増えても不調が表れにくくなるだけではなく、酒を飲むとすぐ赤くなる人は赤くなりにくくなるのだそう。CYP3A4の活性を数値化して確かめることはできないものの、以前よりも酒に強くなったという実感があれば、CYP3A4のおかげかもしれないということです。
 


酒を飲まないでいると、酵素の活性が下がる

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とはいえ酒を飲まない生活が続くと、どちらの酵素も活性が下がってしまうため、少量の酒でも酔っ払ってしまうことに。事実、“強くなる可能性があるタイプ”だという浅部医師も、アセトアルデヒド脱水素酵素もCYP3A4も十分に活性が高まっている状態で、試しに1カ月酒を飲まずにいたところ、禁酒明けには明らかに酒に弱くなっていた経験があるのだそうです。

「アセトアルデヒド脱水素酵素の活性は個人差が大きく、無理に“鍛えよう”などと思ってはいけない」と浅部さんは忠告する。また、「アルコール依存症になりやすいのは全体の50%に当たる『酒豪』ではなく、40%の『強くなる可能性があるタイプ』」だという。日々のみ続けていると、「自分は酒に強い」と勘違いしてしまいがち。次第に酒量が増え、最悪の場合、アルコール依存症になってしまう。ここまでいくと、酒に強くなるどころか、専門家の手助けが必要となる。(141ページより)
 


自分の酒量を守ることが大事

酒に強くなったとしても、病気になってしまったのでは意味がありません。大切なのは、無理をせず、その日の自分の体調と相談しながら、二日酔いにならない程度の酒量を守ること。それこそが、細く長く、酒飲みライフを楽しむコツだと著者は記しています。(138ページより)

「太らない、翌日に残らない、病気にならない」というサブタイトルがつけられているところからもわかるとおり、多くの酒飲みが抱いているであろう漠然とした悩みを解消してくれるようなトピックス満載。気持ちよくお酒を飲むためにも、ぜひ読んでおきたいところです。
 


「livedoorニュース」より


そして、適度にお酒を楽しむとともに、ぜひ有機ゲルマニウムを健康ライフの強い味方にしてみてはいかがでしょうか。

 

 
 

       毎日の健康に有機ゲルマニウム

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日時:2017年12月26日 13:51