自分の足のにおいが気になっている人はたくさんいるでしょう。特にこの時期、よそのお宅を訪問するのに靴を脱ぐことになると、ついつい腰が引けてしまうこともあるのでは?
■1日にコップ1杯分もの汗をかく
どうして足がにおうのでしょうか。その理由の1つは足裏には汗腺が密集しているから。目立たないので意外に思うかもしれませんが、足裏は実はすごく汗っかきなのです。汗腺の密集度は体のなかで一番ともいわれ、なんと、両足で1日にコップ1杯分もの汗をかいているとか。水がしみ込んだわけでもないのに、1日はいた靴下がジットリと湿っているのにお気づきではないですか。
しかし、足裏がいくら汗っかきとはいえ、汗そのものがにおうわけではありません。汗を出す汗腺にはエクリン汗腺とアポクリン汗腺があり、足裏にあるのはエクリン汗腺です。本来は無臭なのですが、わずかに含まれているアンモニアや尿素が雑菌と混ざり合い特有のにおいの原因になります。ちなみにアポクリン汗腺はわきの下などにあり、皮脂腺から出る脂肪酸と混ざり合ってわきがの原因になります。
靴の中は汗の湿気とこもった熱で雑菌が繁殖するにはかっこうの条件。その雑菌が汗の成分や足裏からはがれ落ちたあか(角質)を分解するときにつくり出す脂肪酸が、いやなにおいの元です。靴のにおいとも混ざり合った独特の悪臭は、かつては男性特有のもののように思われていましたが、女性も社会進出が進んで長時間靴をはいて歩き回ることが多くなった最近では、女性の悩みともなっているようです。
■足指の間や爪あかもていねいに洗う
多量の汗と雑菌が悪臭をもたらすのですから、その解消は清潔と乾燥に尽きるでしょう。外出から帰ったら、たとえお風呂には入らなくても足は毎日、石けんでよく洗いましょう。たまった汚れが悪臭の原因になりますから、汚れのたまりやすい足指の間をていねいに。爪あかも爪ブラシや歯ブラシで落としてください。
足の殺菌も効果があります。洗面器などにお湯を張り、ラベンダーやタイムなど殺菌効果のあるハーブの精油を数滴落として足を10分程度つけておいてから洗うのです。強い酸性で殺菌力のある木酢液や竹酢液、食酢などをたらしてもよいでしょう。
■1日はいた靴は陰干し乾燥、翌日は別の靴で
靴の手入れも大切です。1日はいた靴は風通しのよい場所で陰干しして乾燥させ、靴箱にしまうときも湿気取りのために乾燥剤や新聞紙などを詰め込んでおきます。また、同じ靴を翌日もはくようなことは避けましょう。
さてそれでは、仕事中や外出中でのにおい対策はどうしたらよいでしょう。靴の蒸れを少しでも和らげるためには、吸湿性の良い中敷きを利用する方法があります。さらに、靴下をはく前に、足に汗を抑えるフットパウダーや殺菌成分の入ったフットスプレーを使っておくのもよいかもしれません。それでも汗が気になってきたときは、汗ふきシートやウエットティッシュなどで汗をふき取ってください。
靴下も吸湿性が高く除菌効果のあるものがよいでしょう。指の間が蒸れにくい5本指ソックスもすすめられます。オフィスにいるときは、ときどき靴を脱いで足や靴の中に風を当てたり、通気性の良いはき物にはき替えるなどしてください。
たかが足の蒸れと思うかもしれませんが、放っておくと皮膚の抵抗力が低下して、いろいろな皮膚のトラブルを起こしやすくなります。足のにおい対策は、単なるエチケットではないのです。
「gooヘルスケア」より
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