生活習慣病とは、その名前のとおり、食べすぎや仕事のしすぎ、運動不足、ストレスといったカラダに負担をかけるライフスタイルがひとつの原因となっておこる病気です。
■ライフスタイルの改善によって予防できる病気
生活習慣病は40才代以降にかかる人がおおいため、以前は成人病と呼ばれていましたが、実際には、子どものころから歩んできたその人の生活のしかた、つまりライフスタイルが深く関わっていることから、生活習慣病という呼び方に改められました。
生活習慣病という言葉は、医学用語ではないため、生活習慣病のグループにはいる病気はこれとこれ、というふうにハッキリ決まっているわけではありません。ライフスタイルの改善によって予防できる病気を広く指している言葉なのです。
■代表的な生活習慣病
・糖尿病
・高尿酸血症（通風）
・高血圧
・脳卒中
・ガン
・心臓病（狭心症、心筋梗塞）
・肥満
・高脂血症
・COPD
・骨粗しょう症
・ドライアイ
・歯周病
・アルコール性肺疾患
■若い女性や子どもにも増加
近年、生活習慣病になる人が増えていますが、とくに問題となっているのが子どもの生活習慣病です。小学生で肥満、高血圧、高脂血症などになる子どもが珍しくないのです。
また、以前は成人病というと“オジサンの病気”というイメージがありましたが、最近では、女性の間にも、生活習慣病が広がっています。とくにワーキングウーマンの場合、男性と同じようなライフスタイルになりがちなので要注意です。仕事が忙しい、外でよくお酒を飲む、たまのゴルフ以外スポーツはしないといった典型的なサラリーマンのライフスタイルは、まさに生活習慣病のリスクファクターなのです。
生活習慣病という言葉は、医学用語ではないため、生活習慣病のグループにはいる病気はこれとこれ、というふうにハッキリ決まっているわけではありません。ライフスタイルの改善によって予防できる病気を広く指している言葉なのです。
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