今年も風邪の季節到来です。「万病の元」ともいわれる風邪をひかずに過ごすにはどうしたらよいのでしょうか?予防と対策のヒントをお話します。
■風邪とインフルエンザ
風邪は「風邪症候群」といわれ、鼻からのど、気管支にかけての粘膜の炎症によって起きる病気の総称のこと。その大半はウイルスによって感染するといわれています。でも、感染すると誰もが発病するのではなく、体力の弱った人や、抵抗力の弱い子どもや老人などが発病しやすいのです。鼻水や鼻づまり、くしゃみ、頭痛、発熱、悪寒、発汗、全身のだるさなど症状もさまざまで、重くなると寝込んでしまうこともあります。
風邪の中でも恐いのがインフルエンザ。全般的に感染力が強く、高熱を発するのが特徴で、関節などの痛み、頭痛や倦怠感、せき、のどの痛みなどの重い症状をともないます。インフルエンザは寒さと乾燥が続くと流行し始めます。インフルエンザウイルスは増殖力が強く、また免疫抗体をもっていない人が多い場合大流行にもつながります。流行する前に予防接種を受けておくと、たとえかかったとしても症状が軽くてすみます。
■まず、予防しよう
予防には、やはり手洗い、うがいが基本。最近では、お茶によるうがいが奨励されています。茶カテキンがウイルスを退治してくれるのです。
また、ウイルスは口や鼻から入るので口呼吸をしないようにしましょう。水分を十分にとってのどを乾燥させないこと。睡眠時の「ぬれマスク」をおすすめします。市販のマスクをぬらし、上部3分の1を外側に折り返して鼻の下にあたるようにつけて寝るという方法です。これによって、適度な水蒸気が寝ている間の上気道の乾燥を防いでくれ、風邪をひく確率を下げてくれるそうです。
のどを温かく保つため、首の周りにタオルを巻いたり、シーツもしっかり体を温めるタイプのものを選ぶことも実践しましょう。喫煙はビタミンCを破壊し、のどの痛みの回復を遅れさせるので避けましょう。
■ひいてしまったら
風邪かなと思ったら、早めの休養が一番。安静にしてウイルスと戦う体力を取り戻すために、十分な睡眠をとりましょう。
食事は熱があったり、下痢をしているときは、消化のよいおかゆやうどんなどですますことも多いですが、ウイルスに打ち勝つためには十分な栄養を取ることが大切です。特にビタミンCやたんぱく質をしっかり取りましょう。
水分の補給も大切で、ただの水だけではなく、スープやヨーグルトなどを食べると、水分と一緒にほかの栄養素も取れるのでおすすめです。
熱で大量の汗をかいたら、そのままでは体が冷えてしまうので、パジャマや下着をこまめに着替え、保温を心掛けましょう。
■民間療法あれこれ
昔から伝えられている風邪に効く民間療法をいくつか紹介しましょう。寒気やだるさを感じたら、梅干しの黒焼きに熱湯を注いで飲みます。直火でなくアルミホイルに包んで蒸し焼きでもよいです。風邪のひき始めには、ミカンの皮を日干ししたものに砂糖を少量加え、熱湯を注いで熱いうちに飲みましょう。体が温まり、せき止め効果も期待できます。カリンの砂糖漬けやカリン酒はせき止めの即効薬にも。しょうがのすりおろし湯はせき・たんに効きます。
そのほかにも、長ネギの白い部分をたてに裂いて広げ、外側をしんなりするまで火であぶり、ネギの油分が出てきたらタオルなどにまいて湿布をすると、のどにくる風邪に効きます。卵酒やくず湯は悪寒がする風邪に。「エキナセア」というキク科のハーブも免疫細胞を活性化させるので、風邪のひき始めに飲むと効果的です。うがい、手洗い、睡眠のほか栄養もしっかり取って風邪に負けない体を作って風邪の季節を乗り切りましょう。
「health」より
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