この時期になるとくしゃみや目のかゆみ、鼻詰まりなどのつらい症状に悩まされる花粉症。しかしながら、花粉症になる人とならない人、花粉症になる年とならない年があるのはどうしてでしょうか?
■花粉症の原因とメカニズム
花粉症は、花粉に対して人間の体がアレルギー反応をしめすことによって起こります。アレルギー反応とは、本来私たちの体を守る仕組みである「免疫」が、過剰に反応することです。そのため、花粉が鼻や目に入ると体が花粉を外に追い出そうとして、くしゃみや鼻水、涙などの症状が現れるのです。
■花粉症の症状
花粉症の主な症状は、鼻・目・のどなど首から上の部位に現れますが、人によっては熱感や倦怠感などの全身症状を伴うこともあります。
主な症状…くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目・のど・顔や首の皮膚のかゆみ
全身症状…集中力の低下、だるさ、熱っぽさ、倦怠感、いらいら
■花粉症になる人とならない人の違いは?
花粉症になる人とならない人がいるのはどうしてなのでしょうか? その理由は大きく分けて3つあります。
1.遺伝的な体質の違い
アレルギー体質は遺伝の影響を受けると考えられており、家族や近親者にアレルギー体質の人がいる場合は花粉症になりやすくなります。
2.食生活や住環境などによる違い
お年寄りに花粉症が少ないということはご存知ですか? 1960年代までは国内で花粉症は見つかっていませんでした。これは、若者とお年寄りとの免疫力の違いもありますが、当時の日本人の食生活や住環境がアレルギーになりにくい体質を作り出していたからであると考えられています。そのため、同じ地域に住んでいても食生活や住環境が異なると花粉症になる人とならない人が出てくるのです。
3.花粉にさらされる量の違い
人間の体はアレルギーの原因物質(=花粉)を体内に取り込むと、それを無害化するための抗体を作ります。この抗体の量が一定の水準を超えると花粉症の症状が現れるので、花粉に多くさらされた人ほど花粉症になりやすいのです。花粉症になる年とならない年があるのもこの理由からです。
■花粉症になる時期はいつ?
花粉の飛散状況は年や地域で多少の違いはあります。花粉の種類を季節によって大別すると、春は樹木の花粉、夏は稲などの単子葉植物の花粉、秋は雑草の花粉が多いということがわかっています。つまり、冬の時期を除くとすべての季節で花粉症になる可能性があるわけです。自分の花粉症になりやすい時期を確認し、その時期に近づいたらしっかり予防しましょう。
■花粉症を予防するための5つの対策
1.室内や車の中に花粉が入らないようにする
服はなるべく花粉が付きにくい素材を選び、家に入る前は玄関先で衣服や髪、カバンなどについた花粉を払うようにしましょう。車の中に入るときも同様です。車の中では通風口は閉じるようにしましょう。
2.花粉の多い日の外出を控える
風の強い晴れた日、その中でも特に昼前から午後3時ごろは花粉の飛散のピークです。このような日、時間帯は極力外出を控えましょう。
3.うがい・手洗いを徹底する
花粉が体内に入らない、あるいは入った花粉を追い出すために、帰宅したら、手洗い・うがいをしましょう。また、顔や目、鼻を洗うとより効果的です。
4.メガネやマスクで体に入る花粉を防ぐ
花粉症の症状が最も多いのが、目・鼻・のどです。これらの部位を花粉から守るために、マスクやメガネを着用しましょう。最近は花粉防止用のメガネも販売されているので、利用するのと良いでしょう。
5.髪を小さくまとめる
髪に付着した花粉も花粉症を引き起こす要因となります。髪を小さくまとめて花粉が付きにくくしたり、帽子をかぶって花粉を払いやすくしたりするのも良いでしょう。
■まとめ
今回は、花粉症を予防するために花粉症の「原因」「メカニズム」「花粉の飛散時期(花粉カレンダー)」「対策」「効果的な食べ物」などをご紹介しました。花粉症は抗体が一定以上できてしまうと発症するため、早めの対策を心がけましょう。
「livedoorニュース」より
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