朝は「洗顔料を使って洗う」派と「水やお湯のみで洗う」派に分かれるようです。では、朝の肌にとって良いのはどちらの洗顔法なのでしょう。朝の正しい洗顔方法について解説します。
■朝の顔は汚れている?
最近、朝は洗顔料を使わず水やぬるま湯のみで洗顔する人が増えています。「夜の間は寝ているだけなので、朝の肌は汚れていないから」という考えで洗顔料を使用しないという人が多いようですが、本当に朝の肌は汚れていないのでしょうか?
人間は、寝ているあいだにコップ1杯分程の汗をかくと言われています。その汗と皮脂が混ざり合うと、皮脂膜となって肌を覆います。皮脂膜は肌を守るバリア機能を果たしているため、取りすぎてしまうのは肌のためになりませんが、古くなった皮脂汚れを残しておくこともまた、肌にとってはよくありません。
皮脂は、トリグリセライド(約60%)、ワックスエステル(約25%)、スクアレン(約12%)などの成分で構成されています。
このうちトリグリセライドの一部は皮膚表面に存在する常在菌の働きで分解され、ワックスエステルの一部と共に、皮膚にさまざまなダメージを与える「変性皮脂」に変化します。
変性皮脂による肌への影響としては、肌のバリア機能や保水力が低下する、毛穴が開く、キメが乱れる…などが挙げられます。
夜、寝ている間も皮脂は分泌、分解され、変性皮脂の生成は続けられているので、朝の肌には変性皮脂が少なからずあると考えられます。
■洗顔料は使用すべき?
皮脂はその字の通り、油です。油性のメイクが水やぬるま湯だけでは落ちにくいことからもわかるように、変性皮脂も水やぬるま湯のみの洗顔では落としきれないのです。
鼻やこめかみ、あごなどは特に皮脂の分泌が盛んな部分でもあるので、朝でも洗顔料を使って洗顔をしたほうが良いでしょう。しかし頬や目元など、比較的皮脂の分泌が少ない部分は同じように洗顔料で洗ってしまうと、乾燥がひどくなってしまう場合があります。
乾燥肌タイプの人や皮脂の分泌が少ない人は、洗顔料が必要ない場合もあります。脂性肌タイプの場合は、全体的にしっかり洗顔料を使って皮脂を落とした方が良いでしょう。
自分の肌タイプを見極めて、それぞれに合った洗顔方法を選択することが大切です。
「Peachy」より
そして、毎朝しっかり洗顔するとともに、ぜひ有機ゲルマニウムを健康ライフの強い味方にしてみてはいかがでしょうか。
毎日の健康に有機ゲルマニウム