ゴーヤ? それともゴーヤー? 沖縄では語尾を伸ばすようですが、正確には「ゴーヤ」だそうです。「ニガウリ」とか「ツルレイシ」とも呼ばれ、夏の食材ですが、出来れば1年中食べることをオススメします。とっても栄養価が高く、美容に、脂肪燃焼に、高血圧・高血糖・ガン予防から老化防止まで、ホントに万能なんです。
ゴーヤは夏野菜の王様といわれているくらいですから、夏になるとものすごい勢いで生育します。価格は高くなりますが、夏以外でも摂りたい食材です。
【ゴーヤの成分】
エネルギー,水分,鉄,ビタミンB2,ナンアシン,たんぱく質,炭水化物 ,カリウム,カルシウム,マグネシウム,リン,亜 鉛,銅,マンガン,カロチン,レチノール000当量,ビタミンK,ビタミンB1,ビタミンB6,ビタミンB12,葉酸,パントテン酸,ビタミンC。
ゴーヤの「苦味成分」モモルデシンには血圧や血糖値を下げる働きがあります。カロチンやカリウムを豊富に含み、カロチンにはガンの抑制作用があります。またビタミンCやビタミンB群も豊富で、疲労回復効果や美容効果があります(ビタミンCは、なんとキャベツ4個分・レモン3個分もあるのです)。他にもゴーヤには脂肪燃焼を助ける共役リノール酸も含まれています。
ゴーヤには、加熱しても殆ど栄養価が変わらないという特徴があります。加熱すると壊れやすいビタミンCも、熱を加えてもほとんどなくならないのです(120mg→110mg)。だから、炒め物料理にも最適なのです。
ゴーヤは「ニガウリ」と言われるように独特の苦みがあります。苦みはワタに近い部分に最も多く含まれていますが、塩もみして水にさらしたり、茹でたりするとほとんど苦みは感じなくなります。茹でる時間を調節することで苦みを調節すると良いでしょう。また、油は苦みをコーティングしてくれるので、まずは炒め物からチャレンジすると良いでしょう。
【人気のゴーヤメニュー】
・ゴーヤ丼
・ゴーヤの酢の物
・ゴーヤチャンプルー
・ゴーヤとツナのかき揚げ
・ゴーヤの葉の天ぷら
・ゴーヤジャム
・キンピラ ゴーヤ茶
・ゴーヤジュース
今回はやはり定番の「ゴーヤチャンプルー」をご紹介します。なんといってもゴーヤの豊富なビタミンC・ビタミンB群と、アミノ酸コラーゲンを多く含む豚肉。これって老化防止の最強料理ですから!
<簡単ゴーヤチャンプル4人分の作り方>
【材料】
・ゴーヤ 1本
・豚ばら肉 200g
・木綿豆腐 1丁
・卵 2個
・サラダ油 大さじ1杯
・だしの素 小さじ2杯
・水 1/4カップ
・塩 小さじ1/3杯
@ゴーヤは縦半分に切り、スプーンで種とワタを取り除いて、2mmくらいの厚さの半月切りにします。
Aボウルに入れて塩(分量外)でもんで、水洗いして、水気をよくきります。
※苦みが苦手な方は熱湯に入れ、さっとゆでると、苦みが減ります。
B豚ばら肉はひと口大の大きさに切ります。
Cフライパンに油を熱して、水切りした豆腐を一口大に手でちぎりながら入れて、少し焼き色がつい
たら豚ばら肉を加えて炒めます。
Dさらにゴーヤと水を加えて、だしの素と塩で味付けします。
E仕上げに溶きほぐした卵を流し入れて、手早く炒め合わせれば出来上がりです。