食事をするとき、「先に食べたものは吸収されやすい」って知っていましたか？
同じメニューでも食べる順番を変えるだけで、炭水化物の吸収率を下げることもできるのです。肥満や生活習慣病を予防する、体に合った「食べる順番のポイント」をご紹介します。
男性と女性では、老化のステップや体の不調の現れ方が違います。男女それぞれの体に合った食べ方をすることが、いつまでも元気でいられる秘訣です。ポイントは、「主食」「主菜」「副菜」のバランスと順番です。
・主食 … ごはん・パン・麺類
・主菜 … 肉・魚・卵・大豆料理
・副菜 … 野菜・きのこ・いも・海藻料理
<女性は交互に>
女性は男性に比べて老化のスピードが早いため、少しずつ「補う」ことが必要になってきます。効率よく栄養素を補えるよう、主食・主菜・副菜を偏りなく交互に食べることが大切です。食べたいものを先に食べてしまうと、後に食べるものの吸収が悪くなってしまいます。肥満やメタボリックの人は、野菜から食べるようにして主食の食べ過ぎを防ぎ、炭水化物の吸収率を下げましょう。また、体の潤いを補うためには食後のフルーツがオススメですが、冷たいものをたくさん食べ過ぎると体が冷えてしまうので、食べすぎには注意しましょう。
<男性は野菜から>
男性の30〜40代は、まだ体の機能はピークにある時期です。その分、働き過ぎや乱れた食生活で「余分なもの」が体にたまりやすい年代でもあります。そのため、余分なものを追い出しながら、必要な潤いや栄養を補給できる野菜から先に食べるようにします。野菜から食べることで、主食の食べすぎを防ぎ、炭水化物の吸収率も下がるため、肥満や生活習慣病の予防にもつながります。