炭水化物と脂質は大切なエネルギー源ですが、消費しきれないと体脂肪になりやすい栄養素です。だからといって炭水化物や脂質を摂らないようなダイエットは禁物です。そこで、話題の機能性成分を有効活用して燃えにくい体をリセットしてみてはいかがでしょうか。
炭水化物や脂質は体にとって無くてはならない栄養素ですから、たんぱく質や食物繊維と同様、きちんと摂取しなければなりません。そして、きちんと摂取したらきちんと分解して消費することが、燃えにくい体をリセットするためのカギとなります。１つの方法として、以下の機能性サプリを利用するのも良いでしょう。
①カプサイシン（脂肪の分解を助ける）
体脂肪を減らすためには、脂肪細胞に蓄えられている脂肪を脂肪酸に分解して燃えやすい形にする必要があります。唐辛子に含まれる辛味の成分カプサイシンは、交感神経を刺激してアドレナリンを分泌し、脂肪を分解する酵素リパーゼの作用を活発にします。
②L-カルニチン（脂肪酸の運び屋）
燃えやすい形になった脂肪酸をTCA回路に運び込む役割をします。TCA回路に運ばれなかった脂肪酸は、再び脂肪細胞に蓄えられてしまいます。
③α-リポ酸（ブドウ糖を燃やす）
ビタミンB１と同様に、ブドウ糖がピルビン酸からアセチルCoAに変わる過程や、TCA回路内の燃焼を助けてエネルギーに変える働きがあります。
④コエンザイムQ10（さらに燃焼させる）
TCA回路に付随して多くのエネルギーをつくり出す電子伝達系でのエネルギー変換をスムーズにさせます。
<機能性成分を多く含む食品>
・カプサイシン 唐辛子、タバスコ、ラー油など
・L-カルニチン 牛肉、羊肉など
・α-リポ酸 ほうれん草、トマト、にんじんなど
・コエンザイムQ10 いわし、牛肉、ブロッコリーなど
※機能性成分は、あくまでも栄養素をエネルギーに変えやすくするための成分です。糖質や脂質を自動的に代謝してくれるものではありません。燃焼しやすくなったエネルギーは適度な運動をするなどして、しっかり消費させなければなりません。あくまでも補助として有効利用しましょう。