年々増加傾向にある生活習慣病。その中の「高脂血症（脂質異常症）」「糖尿病」「高血圧」の３つは、サイレントキラーと呼ばれているのをご存知ですか？
■生活習慣病とは
生活習慣病は、食事や運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が発症・進行に関連する疾患と定義されます。例えば、喫煙と虚血性心疾患、脳卒中、慢性閉塞性肺疾患（ＣＯＰＤ）及び一部の肺癌、塩分の過剰摂取と高血圧及び脳卒中、運動不足や偏った食生活と肥満、糖尿病、高尿酸血症、高脂血症（脂質異常症）や脂肪肝、アルコールの過剰摂取とアルコール性肝障害、食道癌があげられます。
■ほとんど自覚症状がない
「高脂血症（脂質異常症）」「糖尿病」「高血圧」は、生活習慣病の中でも自覚症状が出にくく、放置すると脳卒中や虚血性心疾患といった致死的な疾患を引き起こします。これらの疾患は、知らないうちに少しずつ身体を蝕むことから、「サイレントキラー」（沈黙の病）とも呼ばれているのです。
また、多くの生活習慣病では、初期にはほとんど自覚症状がなく、症状が進行して初めて自覚することがあります。よって、自覚症状が出現した時は病状が悪化しており、完全な回復が難しい場合があるので、早期発見が重要です。
■早期発見・予防をするには
健診を受けることで、血圧、心電図、胸部レントゲン、血糖値、コレステロール値、肥満などの異常を見つけることができますので、生活習慣病の多くに対して早期発見・予防が可能です。忙しいからと面倒くさがらず、定期的に検診を受ける習慣を身につけるようにしましょう。
「DRP Online Magazine」より
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