４月の旬と言えば、「にしん」「ふき」「新茶」ですね。ちなみに上の画像は「ふき」です。旬の食材を知って、ぜひ料理に取り入れましょう。
■にしん
春になると産卵のために北海道沿岸に現われます。最盛期には100万t近くの漁獲高があり、北海道ではニシン漁で財を成した漁師による「ニシン御殿」が建ち並ぶほどでした。にしんの卵を干したものや塩蔵品が、数の子（かずのこ）です。にしんも青魚なので、血中のコレステロールを低下させるＥＰＡと頭の働きや記憶力を良くするＤＨＡが含まれています。
■ふき
数少ない日本原産の野菜の一つで、平安時代から栽培されています。春一番に出てくるふきのつぼみがフキノトウです。４〜６月の透き通った淡緑色の若い葉柄（ようへい）は、独特の香りと苦味を持ち、さわやかな春を表現する食材ですが、肝毒性が強いピロリジジンアルカロイドが含まれているため、灰汁抜きをする必要があります。ふきはほとんどが水分ですが、食物繊維が豊富で低カロリーな事から、便秘やダイエットに効果的です。フキノトウは、ふきよりもカロテン、ビタミンＣ、鉄等を多く含みます。
■新茶
４月初めから５月末まで摘み取られる緑茶の一番茶を総称して新茶といい、品質が良いとされています。カテキン(渋み)・カフェイン（苦み）が少なく、逆にテアニン（旨み）が多いため、若葉ようなのさわやかな香りがあります。
緑茶のカテキンには、血圧や血中コレステロール値の上昇を抑制し、動脈硬化を予防する効果があります。テアニンにはリラックス効果があります。また、風邪の予防、ストレス解消、シミやソバカスを抑制する等の美容効果を持つビタミンＣも含まれています。
「健康管理士ニュース」より
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